新型コロナウイルスの予防法について!
2019年末に中国湖北省武漢にて発生した非定型肺炎の患者から検出された新型コロナウイルス(2019-nCoV)🦠重症肺炎を引き起こし死者も出ているとのことで恐くてマスクを買ったりされている方も大変多いですよね😷近所でもまずは正しい知識を持って正しく対処しましょう!今回2019年末に中国で報告され、新種と確認されたのが問題の新型コロナウイルス。数年以内にSARSやMARSのように正式な名称が付けられるかと思います。そしてコロナウイルスの特徴としては、わずか6-7種のウイルスが、鳥、豚、角のある大型家畜だけでなく、人にも感染し健康に重大な影響を及ぼすという事です。そして感染性を獲得し人体に入った場合、主に呼吸器系に深刻なダメージを与えると言うのが大きな問題となっています。コロナウイルス感染症の初期症状は、主な特徴は無く普通の風邪やインフルエンザとほとんど変わりません。しかし感染者の一部が極めて危険な形の非定型肺炎に発展しはじめたことから、ウイルス解析が試され新型と判明し、注目されています。今回の感染は海産物の卸市場周囲から初期の感染者が多発しました。そのことから感染源として市場で売られている海洋哺乳類が疑われますが、鶏、コウモリ、ウサギ、蛇も売られており、どれが感染源かは未だ特定されていません。そして治療に当たった医療スタッフにも集中して感染者が出ていることから、ヒトからヒトへの感染能力があることが強く疑われています。動物から変異ウイルスがヒトに感染した場合、ヒトからヒトへの感染能力が無いと言うこともあるので大切なことなんです。ただし感染経路は全く解明されておらず、・飛沫感染・空気感染・接触感染全てを念頭に置いた対策が必要になります。重症化してしまうリスクとしては、・免疫低下・肺の慢性疾患・糖尿病や肝臓病など免疫機能が弱っている様な状況が考えられます。そしてマスクの買い占めや高値転売も起こっている様ですが・・・そもそもマスクにウイルス感染症の予防効果はありません!!!例えN95マスクであってもです。(※ N95マスクは空気感染対策用マスクです 主に日本では結核感染予防用に使われています)感染者からの飛沫拡散や環境中の微粒子吸入抑制、と言う意味では効果はありますが、「感染予防目的のマスク装着」は無意味と言っても良いくらいです。医療従事者のサージカルマスクは、「血液やその他体液の飛沫が粘膜に付着するリスクを抑える」と言うことが主な目的です。感染予防にマスクの適切な購入と着用を促す情報も散見されますが、科学的裏付けは全くありませんのでご注意くださいね。結局は風邪やインフルエンザへの予防法と大きな違いは無いと言うことになりますが、「適切な手指衛生」が大切かと思います。水道水で15秒程度洗うだけでも十分。目に見えた汚れがある場合は泡立てた石鹸で時間をかけて洗いましょう。そしてハンドドライヤーは賛否両論ありますが、使うのであれば機械に触れない様にしながら、ゆっくり手を動かして完全に乾かすこと。ハンドドライヤーはウイルスを撒き散らしてしまうと言う報告もあるので気になる方の場合は、手を10回程度しっかり振った後にペーパータオルで適切に水分を拭き取るのが大切です。手を振り予め余分な水分を落とすことで一枚のペーパータオルで済ませられると言うことが提唱されています。(TED動画 日本語字幕選択可 https://youtu.be/SciUx65Q94U )緑茶などでうがいをしたりこまめに飲むことも、茶カテキンによるウイルス不活効果があるとされていますが、感染が起こるのは主に鼻腔粘膜ですから効果は限定的かと思います。インフルエンザ検査で喉に綿棒入れずに鼻の奥に検査用綿棒を入れますよね?鼻うがいの習慣化は良いかと思いますが、頻繁にしなければ完璧な対策は難しいと思います😥・アルコール製剤・次亜塩素酸製剤などによる施設や家のドアノブやトイレなどの清拭もある程度有効かと思いますが、柿渋の広範囲のウイルス不活化効果は是非とも活用したいですね!(製品例 http://www.altan.co.jp/lineup/noroace77.html )そして一番大切なのは、十分な栄養と睡眠や休養を取り、免疫力を維持強化するとともに、喉や鼻の粘膜の乾燥を防いで、物理的な感染対応能力を下げないこと。冬季の室内気の加湿は粘膜の乾燥軽減と言う目的においては有効かと思います。「鼻や喉の湿度を保つ」と言う意味ではマスクも有効ですが、不適切な着用をして顎に引っ掛けたり鼻を出したりしてたら全く意味が無いですし、頻繁に触ったり再利用していると不潔になり逆に感染症の媒介をしてしまうことになりかねないのでご注意下さい。結局のところは「風邪の様な呼吸器感染症対策」の基本をしっかりやること、また、自分の免疫力をアップさせることが一番ですね!✨