残念ながら事実よね | 滝田恵美 オフィシャルブログ

滝田恵美 オフィシャルブログ

グラティアミュージック代表取締役社長、ポップスチェリスト、作曲家。滝田恵美のオフィシャルブログ

mixiでも書いたけど、こっちにも。
mixiニュースにこんなのが上がってました。

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「もう音楽では食えない!」相次ぐ中堅グループの休止・解散劇
記事抜粋:
 音楽グループの活動休止・解散が相次いでいる。今年に入ってからも、アカペラユニットRAG FAIRが無期限の活動休止、ロックバンド椿屋四重奏が解散を発表した。

「この時期に休止や解散のニュースが増えるのは、年度末に向けて、レコード会社との契約が満了するケースが多いからです。契約期間中はレコード会社からマネジメント事務所に対し、育成金などの名目で一定の金額が振り込まれますが、これが止まってしまえば、事務所はバンドメンバーに給与を払えなくなってしまう。今回のRAGFAIRと椿屋四重奏の場合は、メンバーの個人的理由が大きかったようですが、資金不足で泣く泣くバンド解散に至るケースは多いですね」(マネジメント事務所)

 一時はJポップ界の人気者であったRAF FAIRも、近年はセールスが伸び悩み、ボーカルの土屋礼央の個人活動が目立つくらい。大手事務所ナベプロの力をもってしても、彼らの人気を復活させるのは難しかったようだ。

 また、あるバンドマンが匿名を条件に、ミュージシャンの生活事情を打ち明ける。

「椿屋四重奏のベーシストが引退を発表しましたが、身につまされる話です。今の時代、メジャーデビューしても給料は10万円もあればいいほうで、印税収入などを足しても20万円がやっと。一方、スタジオミュージシャンのギャラ単価も激減していて、バンドをやめても活路はありません。地元に帰って再就職するのが、経済的には一番安定しているのです」

 こうした厳しい懐事情を背景に、本欄では以前「ビジュアル系バンドがホスト化し、ファンからの貢物で生活している」と紹介したが、最近目立っているのが「ミュージックスクール講師」への転身だという。

「ミュージシャンの収入は減る一方ですが、『けいおん!』のヒットもあって、バンド志願者は急増しているのです。その受け皿として、大都市圏を中心にギタースクールやボーカルスクールが乱立していて、かなり腕の怪しいミュージシャンまで講師をやってますよ。その中には、受講料が年間100万円近くしているのに、ヘタなギタリストが好きな曲を適当に弾いて教えている、なんていう悪質なところも少なくありません」(前出のバンドマン)

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先日、メジャーを中心に仕事しているエンジニアさんとお話したんですけどね。
ほぼ同じ話しましたよ。
制作サイドも予算削られてるから、昔の1/10くらいしかギャラが貰えないとか。
予算削減で打ち込みで済ますから、スタジオミュージシャンの仕事は減るし。

某大手事務所もお金がないから、社員が自分でしょーもないDVD作成して(電車の車窓の風景を延々と流すとか)、それを毎月リリースして2000枚くらい売り上げてるとか。
自分の給料は自分で稼げってか?
あたしみたいだな。

ウチのスクールにも講師登録は次々来て対応しきれない時もあるくらい。
ってか今まさに新規登録の対応は滞ってるw

メジャー云々とか、なかなか凄いキャリアの持ち主とかちょいちょい来る。
書類戻ってきてないから正規登録には至ってないけど、かなり悲鳴あげて興奮しちゃったレベルの人からも仮登録きたりした。

そういう事情を考慮して立てたビジネスプランだし、今後やろうとしてることもそうなんだけど、それにしたって予想した以上に業界全体がヤバい。
このままほっとくの?偉いさん方。
どーすんのよ?この状況。

一生音楽ビジネスで生きると決めたあたしはもう退くところもないけど、辞めてく人達の気持ちは分かるよ。
やってけないもんね。

こないだミキにも「めぐさんの仕事が1番割がいい」って言われたな。
まぁ、あいつは1番運良く割のいいの引いてるのはあるけど、どんだけ他の単価が低いかってのもあるよね。

なんだかなー。なんとかならんもんかね?

ってかホントに解散・休止多すぎ。
自分の好きなバンドも、仲良くしてもらってたバンドも、みんななくなってっちゃう。
昨年からいくつ解散した?残ってるのどこ?

昨日も仲良くしてもらってたとこが2つ解散・休止してたのを知った。
Full House、ゆりかご、ショックで言葉を失った。

なんなの?何が起きてるの?連鎖しすぎだろ。
もう減らないで。ここで止まって。