メキシコ備忘録② | ふれくるず

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好きから仕事に。
仕事にしてから奥深くてもっと勉強したくなりました。
修行実践修行実践の毎日。それが自分には心地良い。

でも疲れたらホッと一息させましょう。


断酒をするまでの(2018.1.19)備忘録
特に忘れられないメキシコでの経験。


2017/9/20

メキシコ滞在中メキシコシティで大地震が有りました。

仕事の休憩中でしたが、かなり揺れました。

情報が何もなく、仕事を再開出来るのかどうなのか、日本に連絡を取るも朝3時4時なので連絡も取れず。

結局その日の仕事は中止。

とにかく道が通れるかどうか、ホテルに戻れるかどうか、私達の優秀なスタッフさんの段取りと、メキシコ人ドライバーさんの腕の良さで、建物の倒壊で通れなくなって大渋滞をすり抜けてなんとかホテルへ。




ホテルへの道で市民が大声を出していたり、水を沢山自転車に積んで走っている人が沢山いて
「メキシコは治安が悪いし怖いなぁ。」

、、、と思った私はなんと偏見の強い愚かな人間なのでしょう!

私達を乗せてホテルに着いたバスの運ちゃんは
そのまま電車が止まってホテルに避難してきた帰宅困難者に
「〜まで乗せて行くからそっち方面の人はみんな乗って!」
と乗れるだけ乗せて出発し、
その後荷物を運んできたトラックの運ちゃんも帰宅困難者を乗せて直ぐ出発して行きました。
勿論誰に頼まれたわけでも無い。

私が見た道中叫んだり自転車に沢山水のペットボトルを積んで走っていた人も、皆んな、

「水が必要な人言って!持ってきたから有るよ〜!」

って各々家から持ってきたペットボトルを振りかざして叫んでいたのです。

地震大国と言うこともあり、ボランティア精神がキチンと出来ている国なのです。

日本は水や食料が買い占めで無くなりますが、ここはそんな事は一切ありません。

それどころかすぐにテントが張られ、救援物資がどんどん届いていました。

略奪なども起きないようにすぐにすべてのコンビニは閉められ、店員さんが窓口対応で商品を売ってくれます。


多くの建物が倒壊し、倒壊現場の人命救助が最優先なので3日間の国家非常事態宣言が発令され、次の日から3日間仕事が中止になりました。

ずっとホテル待機でした真顔

でもやはり散策したくて出歩きましたが、思った以上に道路が封鎖されている箇所が多かったです。

メキシコシティの市民(だと思うのですが)が
朝から皆んな行列を作っていて、その列は皆んな救出ボランティアに行くメキシコの若者達でした。

後で聞いたら私達の仕事のメキシコチームも皆んなボランティアに行っていたそうです。
本当に多くの人がシャベルなどを持ち救助ボランティアに出かけて行きました。



TVの映像






メキシコのボランティアはニュース映像で分かると思いますが、消防レスキューの分野には勿論手は出さず、支えの棒をバケツリレーしたり、物資を配ったり、そういうお手伝いなんだと思いますが、その素早い行動力は凄いなぁと思いました。

怖い国イメージだったので、この国の見方がガラッと変わりました。


イヒイヒイヒ


地震の2日後だったかな。

日本からの救助隊と救助犬が来てくれましたとTVニュースになっていました。






とても感謝されていましたよドキドキ

すぐに日本の救助隊が来てくれて私もすごく嬉しかったなぁ。素敵だな。

この経験を強く残しておきたかったのです。
今日は長いね。

続くにやり