数字でみる今日のニューヨーク:5.5はラッキーナンバー(クリスマス商戦大成功!)12/28/10 | NY発!!読むラジオ-Megumi in New York

数字でみる今日のニューヨーク:5.5はラッキーナンバー(クリスマス商戦大成功!)12/28/10

New York by numbers 12/28/10

売り上げ:5.5はラッキーナンバー:クリスマス商戦大成功!!


5.5%増。
全米小売り連盟が発表した今年のアメリカのクリスマス商戦(11/5からクリスマスイブまで1ヶ月)の売り上げ、去年に比べて5.5%増加。
これは大変な数字である。シャンペンで乾杯したいくらいだ。

まずクリスマス商戦は、店によっては1年の1/3から半分を売り上げる。逆にいうとここで売れないと大変な事になる、アメリカ小売業、そしてアメリカ経済のまさに生命線がクリスマス商戦なのである。

2008年リーマンショックの年のクリスマスは悲惨だった。前年に比べマイナスを記録してしまったのである。
翌年はようやく0.4%アップした。
今年の予想は2.3%増だったが、見事にクリアしたばかりか倍近い数字。
売り上げ総額は$584 BILLION.(5840億ドル)日本円でおよそ50兆円。    
どこかの国の国家予算並みものすごい金額である。

売り上げが伸びた最大の理由は、劇的な値引き合戦である。クリスマスの1ヶ月以上前から大幅なディスカウントが始り、デパートでさえ直前には6~70%引きは当たり前になっていた。
もう一つドラマチックに伸びたのはネットでの購入。なんと12%増。最大の理由は大手が軒並み「フリーシッピング(無料配送)」をかかげた事。

最後に、なんでまたこんなにクリスマス商戦がアツいのか? と日本人によく聞かれる。
その答えは、アメリカ人のクリスマスはプレゼント交換がハイライトだから、
と言うしかない。それも家族全員でプレゼント交換する。親戚、友人、同僚。それぞれ20個や30個買うのは当たり前。あまりに数が多いから最初にリストを作って計画的にショッピングする人がほとんど。

ともあれ2011年を目前に5.5%という数字を見て、アメリカ人はかなりホっとしているのは間違いない。