両手からこぼれ落ちていく時間や感情を、惜しみながら、見てみぬ振りをしながら、生きるのは何か違う。
覚悟が無いだけで棒に振るのは嫌だ。
このまま人生を無駄にするのは嫌だ。
結果がどうあれ、生きなければ駄目だ。
虚ろな目で、変わらない車窓の景色を眺めている場合ではない。
日々を恨みながら、朝や夜に絶望しながら、寝食を繰り返している場合ではない。
理由の分からない全身の重みや、得体の知れぬ痛みに押し潰されている場合ではない。
助けてくれ と、誰に言うわけでもなく、頭の中で繰り返す。
このままでは死んでるのと一緒だ。
もう死んでしまってもいいかな、なんて思うのは、生きている感じがしないからだ。