今日作業所に行ったら、手洗い場の所に蜘蛛🕷️がいる❗ガーンと、男子メンバー2人が騒いでいたんですね。
自分では対処できないからと、スタッフを呼びに行って…
男子なのに、蜘蛛ごときもつつけないなんて…🤭😂


その蜘蛛は、足は長いけど小さめで、そこまで恐怖心の湧くような対象ではなかったです。



私は平気だったから、ちょんちょんってその蜘蛛をつついていたんですね。
そうしたら、私の手の甲に乗ってきておねがいキラキラ
可愛かった爆笑ルンルン
男子たちは、ビビっていたけどグラサン

その後は、スタッフが段ボールの板に蜘蛛を乗せて外に出してくれました。


まぁ、私もさすがにタランチュラとか黄色い毒蜘蛛は触れないよ泣き笑い
でも、パッと見で無害かどうか、悪い子かどうかは判別できるよ口笛

蜘蛛って、たいていは無害で家の害虫を食べてくれる、いい虫なんですよねニコニコ音符
『蜘蛛の糸』でも書かれているように、優しくすれば天に導いてくれたり🕷️✨

黒や茶色(たまにベージュ)の蜘蛛は、たいてい無害なんだな~口笛


そんなことを考えていたら、こんな物語のイメージが浮かんできました。

以下、私の想像で作りました。よかったら、暇つぶしにでも読んでみてくださいコーヒー



『クモのお客さま』🕷️

田舎に、一軒の古い旅館がありました。
そこは、普段ほとんどお客さんが来ない寂れた旅館でした。

ある日、その旅館に一人の男性客がやってきました。
黒い帽子に黒いコートを着て、ちょっと怪しげな雰囲気です。




そのお客さんは「食事は要らない👋から、ここでしばらくゆっくりさせてほしい」と客室係に言いました。


それから数日後、今までほとんどお客さんが来なかった旅館に、不思議といろんな層のお客さんが出入りするようになり、少しずつ繁盛していきました札束コインたち


客室係の間では
(あの男性が来てからよね♪)と噂になり、怪しげな男性客は、座敷わらしのような存在になりました。

そこでおかみさんは、せっかく泊まってもらっているんだからと、男性客に食事を提供してもてなしました。

男性客も特に断る理由がなかったので、それなら…と、温かいもてなしを受けることにしました。


あるとき、他の宿泊客(おじいさん)が大浴場で入浴♨️していると、一匹の蜘蛛が浴室を歩いていました。
そのおじいさんは蜘蛛が苦手だったので、お湯をかけて追い払いました。

そのすぐ後、大浴場を出た渡り廊下で、ずぶ濡れになった男性客が部屋のほうに戻っていく様子をおかみさんが見ていて、心配で声をかけました。

「あら、どうされたんですか?大丈夫ですか?」
「はい、何でもありません。ちょっと手を洗おうとしたら水が飛び散ってしまって、このように濡れてしまいました」
「それは大変でしたね。早くお着替えを」
「はい、ありがとうございます」


数日後、旅館から家に戻った客のおじいさんが、お茶を飲もうとお湯を使っていたところ、手を火傷するという、ちょっとした災難が降りかかりました。


その数日後、今度は客室係の一人が、夜遅くに旅館の台所から、なにやらカリカリバリバリと音がするのを耳にしました。
最初は気にしていなかったのですが、それが何日も続くので、さすがに気になってこっそり覗いてみました。


すると、なんということでしょう❗びっくりハッ

例の男性客が、台所に現れた不気味な害虫を食べ漁っているではありませんか!!ガーンダッシュ魂

驚いた客室係は、すぐさまおかみさんに報告に向かいました。
しかし、おかみさんはその話を疑っている様子。
青い顔をしている客室係と一緒に台所に戻ってみると男性客の姿はなく、一匹の蜘蛛が床を這って台所から出ていくだけでした。

おかみさんは蜘蛛が平気だったので、(あら、蜘蛛…)とだけ思って、客室係に
「ほらね、何もないでしょ?」と言いました。

客室係(夢でも見たのかしら?アセアセえー?)


翌日から、その客室係は自分が見たものに怯え、食事も喉を通らなくなり仕事が手につかなくなってしまったので、しばらく休養をもらうことにしました。


それから旅館は、まずまずの繁盛をしていたのですが、だんだん他のお客さんたちの中で、黒い姿の男性客が旅館内をうろついている姿が頻繁に噂されたり、蜘蛛が苦手な人たちがやたらと殺そうとしたり追い払おうとしたりするので、そういうお客さんたちから
(あの旅館は、蜘蛛があちこち徘徊していて衛生面が管理されていない!)
(怪しい客がいて、自分が泊まった部屋の隣から時々、変な音が聞こえてくる。)
など、旅館への苦情が続くようになりました。

そういう苦情を出したり、蜘蛛を嫌ったり雑に扱っていたお客さんたちには、旅館を出た後からおかしなことに巻き込まれたり、なんらかの不幸が起こりました。


一方で、別段蜘蛛を気にしないお客さんもいて、そういうお客さんたちには、日常でささやかな嬉しいことが起こりました。


苦情が続いた旅館は、掃除を徹底したり、例の男性客の様子をしっかり観察していましたが、おかみさんは、特におかしな様子を感じることはありませんでした。


それからまた数日後の夜
今度は、おかみさんが男性客の部屋の前を通ると中から音がしたので、気になって様子を伺ってみました。

すると、以前客室係が言っていた男性客の恐ろしい姿を見てしまったのです!!ガーンアセアセ

…が、おかみさんに見られてしまったと気づいた男性客は、その場で蜘蛛の姿になり、そそくさと部屋を出ていってしまいました。

おかみさんは、しばらく呆然としていましたが、これまでのいろんなことがパズルのピースのように、カチッとはまっていくことに納得していました。


翌日、おかみさんは思いきって男性客の部屋に行き、昨日見てしまったことを謝りました。

「昨日は、申し訳ありませんでした🙇‍♀️あなたは、蜘蛛の仮の姿だったのですね」

「こちらこそ、驚かせてしまってすみません🙇‍♂️知られてしまったからには、もうここには居られませんね。私は今日、ここを発ちます。最後に、ここの朝食をいただけますか?これまで提供してもらったものは、どれも大変に美味しかった。最後の思い出に食べて行きたい」
「かしこまりました。」

そして男性客の前には、質素ながらとても心のこもった朝食が置かれました。
男性客は、それをゆっくり美味しそうに笑顔で味わいました😊


男性客が旅館を出るとき、見送りに来たおかみさんと数名の従業員に1枚の名刺を渡しました。
そして、予言めいた言葉を残しました。
「ここは、もう古い。いずれ立ち行かなくなるでしょう。何かあったら、ここに連絡をしてください。この人が、きっとあなたたちを助けてくれるでしょう」

不思議に思いながらも、見送りに出たおかみさんと数名の従業員は、丁寧に頭を下げて挨拶をしました。


それから数年後、その旅館は老朽化が進み、廃業することになってしまいました。

行き場をなくしたおかみさんと従業員たちは、男性客からもらった名刺を頼りに、ある人を訪ねました。

その人は、いくつも旅館や観光施設を取り仕切っている裕福で優しい紳士でした。
おかみさんたちは、その紳士に会って事情を話しました。

すると紳士からは
「旅館でも施設でも、あなたたちが働きたい所を自由に選びなさい。私があなたたちを支援しましょう」
と言ってくれたので、みんなはそれぞれに、自分が働きたい場所を選んで、楽しく働けるようになりました。

おかみさんは心機一転、また旅館の従業員として、日々お客さんへの温かいおもてなしを大切に、笑顔で頑張っています。

他のみんなとも、たまに会っては一緒に旅行をしたり、食事をしたり、昔と変わらず交流しているそうです。

そうそう!あの男性客の恐ろしい姿を見てしまった客室係は、その後旅館を退職して、今はのんびりと余生を過ごしているそうですお茶


結局、あの蜘蛛を仮の姿とした男性客は、一体なぜ人間の姿になって、あの旅館に行ったのか?は分かりません。
きっと、蜘蛛の世界にもいろいろあって、少し休みたかったのかもしれません。

もしかしたら、蜘蛛の姿でいるときに散々嫌われていて、終のすみかでも探していたのかな?にっこり飛び出すハート

みなさんも、蜘蛛を見てもけっしてむやみに殺そうとしたり、追い払おうとしたりせず、静かに見守ってあげてくださいねうさぎのぬいぐるみ

きっと、あなたにも良いことが起こりますよ流れ星




蜘蛛を主人公にした、長い物語になりました📖
書きながら、思いつくままに話を作り上げていきましたメモ


ムカデも、金運の象徴だから殺さないほうがいいって言いますよねコインたち

今度もし蜘蛛を見かけたら、『千と千尋の神隠し』に出てくる釜じいだと思えば、少しは怖くなくなりますよニコニコルンルン

試しに一度、小さな蜘蛛を見つけたら指を近づけてみてください。
(最初は勇気がいるけどね🤭)

たいてい蜘蛛のほうが逃げていくか、手に乗ってきても噛みついたりはしないと思うので、安心してください。

そういう蜘蛛は、あなたを襲うつもりはないよって教えてくれている、あなたを信頼している心の優しい子かもしれませんおやすみハート