先代が開発した土づくり資材の製造・普及を受け継いでから、20数年…。

当初は、化学肥料主流の時代で、資材の質へのこだわりを捨てて、もっと販売に力を入れるようにと周囲から忠告されたものです。

 

地元のホウレンソウ産地の連作障害を憂い、先代が対策資材の開発をはじめたのが「土壌改良材キチナーゼ」の誕生への道…。

ホウレンソウの産地消滅の頃、商品化が叶い、ハクサイ根こぶ病、レタス根腐病などの連作障害に取り組んできました。

 

振り返ると、「農業生産を継続できること」をキーワ―ドに、さまざまな取り組みをしてきました。

生産では、病害を無くし、収益性を高めるための取り組みを。

消費に向けては、野菜を知ってもらい、産地をPRする活動を。

作りたいものを作れない、食べたいものを食べられない…、そんな日が訪れないように。

 

「持続可能」ということばは、環境・社会・経済、暮らしのどれにもつながり、

地球に住むすべての人に、もたらされることを願うものです。

「今を続けられること」の幸せを思いながら。