「想像力が伝える“言葉の風景”」

 

NHK大河ドラマ「光る君へ」がはじまり、この一年は「源氏物語」に関心を向けようと思っています。

古い本の並んだ本棚を見ると、円地文子氏訳の源氏物語がありますが、全部読んでいません。

 

いつか読もうと思い続け、処分しなかった10巻ですが、読破せずとも一年掛けて、その時代に触れようと思っています。

平安という時代は、現代に似たところがあるそうです。

特に、男女の関係性は恋愛と結婚の境目がだんだん緩くなり、女流文学の隆盛には自分を書く手段があらわれているような……。

今、読むと、行間にあるものが見えるかもしれない……、そんな期待が膨らみます。

 

 

1000年前の「源氏物語」は、100年前から訳され、書物にされているとか。

明治から大正にかけて手がけたのが与謝野晶子氏で、谷崎潤一郎氏や円地文子氏、田辺聖子氏、橋本治氏、瀬戸内寂聴氏……へと続きます。

現代語訳は、それぞれに個性が出るもので、多様性の時代の近年は、どの現代語訳を選ぶかで面白い読み物になるような気がします。

 

日常で触れる機会のない「源氏物語」が身近になる今年は、このチャンスを逃さず、現代語訳(円地文子氏訳)と大河の放映で想像力を膨らませようと思います。

読み手の熟度によっても、言葉のもつ風景や空気感、リズムが変わるもので、未熟で読むことができなかった年代の頃よりは成長した読後感を味わえそうな気がします。

どの作家の現代語訳をチョイスするかでも、幅広く多様な愉しみ方ができそうではありませんか。

 

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