「まずは安心。来年へと膨らむ想い」
今年も様々な作物で資材をお使いいただき、一年を終えようとしています。
独自の微生物群を生菌で提供する資材なのですが、工場では発酵への仕込み作業が続いています。
資材のチカラは、作物がその姿で示すため、今年の施用効果は現場の様子で確認できます。
試験のデータや生産者様の声で、今年のチカラを知り、安堵しています。
まず、発根促進が大きな特長ですので、栽培後に根を引き抜くと、その様子が分かります。
先日、チンゲンサイでの様子のご報告をいただき、「根こぶ病」でも生育に影響なく出荷ができたとのこと。
収穫しながら、土の盛り上がりが気になって引き抜くと、大きなコブになっていたそうです。
圃場用資材は、ハクサイ根こぶ病防除資材として「長野県普及に移す農業技術」に採択されていますが、培土に混合する育苗用資材だけで効果があらわれています。
毎年、「ナス半身萎凋病」での回復効果を確認していますが、今年も発病後に資材を施用して回復した根を引き抜きました。
褐色になった主根から、真っ白い根が出ています。
発病しても、活性の高い根が旺盛に伸びて、病原菌に負けずに養分吸収をしていた事が分かります。
このナスは、霜が降りても実をつけて、11月半ばに引き抜くまで生育していました。
「企業秘密だから、人には教えないよ」
という生産者様のひと言に、苦笑……。(口を滑らせて宣伝してください。お願い。)
資材選びも肥培管理のひとつだという現実の姿です。
高品質になる、収穫量が多くなる、病害防除になる。
これらは、収益性に大きく関わる効果です。
今年も丁寧に仕込んで、チカラのある資材に仕上げようと改めて思っています。
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