「マスカラの繊維にも、生分解性の素材が登場!」
「環境にやさしい」をキーワードに情報に触れると、様々な分野の新しい技術を知ることが増えます。
今年は、微生物の発酵が生み出した人工タンパク質繊維の存在にも出合いました。
植物由来(サトウキビやトウモロコシの糖類)のバイオマスを主原料に生み出された「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)」。
「クモの糸の人工合成」に挑戦した二人の日本人学生が生み出した最先端技術です。
この繊維は、マイクロプラスチックやナノプラスチックの環境汚染が問題化する中で、生分解性で環境負荷が少ないことが大きな特長です。
化学合成繊維は、衣料品やイスのシート、ティーバッグなどに使われ、水や土を通して自然に取り込まれ、生態系の食物連鎖に組み込まれます。
水➡魚➡人 土➡野菜➡人
開発のブレイクスルーはいうまでもなく、2008年には20㎖のタンパク質のコストが500万円だったとか。
現在は、タイ工場で糸にし、アパレル製品や車のシートなどに使えるようになっています。
そして、マスカラの繊維にも使われたという嬉しくなるお話もありました。
資生堂マキアージュ。
資生堂は「万物資生」が社名の由来で、「大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる」という儒教の経典「易経」の一節を意味するそうです。
人、社会、地球環境に対する敬意を示しながら事業活動を進めてきた、という企業の理念ですね。
資生堂/マスカラ
https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/3525_f5t55_jp.pdf
昨日、資生堂名誉会長、福原義春氏のお別れの会に、約2,500人が献花に訪れたそうです。
福原氏のことば「思いをつなぐのは、だれか」。
「人にも地球環境にも優しい魅力的な"循環型"のものづくりを」という思いで、
自然の循環を大事に考えた商品が、目に見えない"美"をつないでいきます。
福原氏のご冥福をお祈り申し上げます。
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