「節目に閃いた仕事への想い」
北信へ向かうために家を出ると、浅間山は真っ白な雪に覆われていました。
…冬を迎えます。
誕生日は、いつもながら「いい夫婦の日」「いいふじ(1122)の日」で、なんだかいい日になる気分なのですが、今年は一日、印刷に出すカタログの原稿作成没頭の日になりました。
出張を控えた準備もあり、感動のサッカーW杯初戦も横目に見て過ぎ、木、金連日の出張を終えた週末です。
木曜に訪ねた松本地域では、来年の栽培での病害対策の打ち合わせ。
年末から年頭へと育苗がはじまりますので、生産者の皆様も春作へと気持ちが向いています。
長く栽培の現場に接する中で、病害防除に関わるスタンスがあります。
栽培指導をする方々は、病害に対して農薬登録された薬剤は勧めやすいのですが、土づくり資材や微生物資材、バイオスティミュラント(BS)資材などは「病害に効きます」と保証はできない立場です。
通常、こうした資材で病害防除は難しいこともあります。
農業は、栽培環境、肥培管理などで個々の差が大きく、作物、病害によっても個体差があり、データで判断して、自己責任の中で選択していただくようになります。
打ち合わせから戻り、一夜明けた朝、同じ地域から別の病害で損失の多かった生産者様からお電話をいただきました。
以前、施用されていた方で、お久しぶり…の声でした。
毎年、お手元にお届けする「めぐみ通信」をご覧いただいていて、病害の激発生を受けたことで、その対策にと閃いてくださいました。
「SOSの時の資材」と言われてきましたが、それを示されたようで、疲れが飛ぶような気持ちに包まれました。
日々の中には、"ふと閃く瞬間"があります。
閃いてくださった生産者様から波及したように、誕生日後の新たな歳への想いが閃きました。
"SOSの時の資材"として、実績と信頼をさらに磨こうと…。
「安心と安定」が伝わる存在になりたいと思う節目の時です。
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