「日本一の産地で、次の課題は…」

 

小春日和の週明け…。

今日は、生産量日本一のセルリー産地、長野県諏訪地域の原村へ行ってきました。

雲ひとつない空は、紅葉の山とその背景に臨む八ヶ岳の山々を美しく際立たせています。

八ヶ岳山麓の両面に、高原野菜の産地が広がります。

ホウレンソウ農家様を訪ねましたが、育苗の土づくりがはじまったセルリーのお話も…。

 

 

先週、収穫調査をした松本地域のセルリー産地では、「穴あき」といわれる原因不明の症状の病害が問題視されています。

一応、対策は実証出来ましたので、次はこちらの産地の病害対策にも取り組んでみます。

今年2月に、新聞に掲載されたのは「セルリー疫病(仮称)」。

昨年、畑で見せていただいた様子では、「穴あき」は収獲時に分かる症状ですが、「疫病」は立ち枯れや葉が変色し、初期にも発症して生育が滞ります。

登録農薬が無く、まだ対策のない病害です。

 

疫病の「フィトフトラ属菌」は、フザリウム属やピシウム属の症状に良く似ていて、違いの判別ができるほど見ていませんが、来年はしっかり観察しようと思います。

フザリウムは「レタス根腐病」で飽きるほど調査し、ピシウムは「ハクサイピシウム腐敗病」で病徴を目にしています。

…病害は奥が深いです。

シクラメン疫病と、トマト疫病の文献を見ると、「低温多湿」と「窒素過多」が誘因にあり、梅雨や曇天で発病が見られるようです。

やはり、肥料を減らすと病害が遠のくのは、近年の傾向です。

 

一昨年、取材協力させていただいた時は、病害が拡大して取材が難しく、教育機関にお願いしましたが、2年後、コロナ感染症同様に対策を模索しています。

 

 

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