「人を育てる言葉が、会社を育てるチカラに」
「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫氏が、この夏、90歳で逝去されました。
京セラを一代で上場企業に育て、日本航空を再建するなどの多くの功績を遺された「偉人」としての生涯です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
書類を探していて、稲盛氏の言葉が目に入りました。
稲盛氏が1989年に上梓された「心を高める、経営を伸ばす」の1996年10刷に出合い、目次をコピーして、その言葉をいつでも見ることができるようにしてあったものです。
見出しと小見出しを追うだけで、背筋が伸びる気がします。
素晴しい人生をおくるために
働く喜びを見つけるために
困難に打ち勝つために
正しい判断をするために
仕事を向上させるために
自分を高めるために
新しいことを成し遂げるために
部下・後輩を持ったときのために
素晴らしいリーダーであるために
真の経営を行うために
心をべースとした企業とするために
新たな活路を開くために
事業を伸ばすために
経営の王道を歩むために
会社の経営についてを手引書のように網羅した内容です。
出版したPHP研究所からは、「熱い心のこもった本書が、若い人たちはもちろん、この国の第一線で働く多くの専門家やリーダーの人々にも読みつがれ、生かされていくことを願ってやまない。」という後記が。
「素晴らしい人生を送るために」という言葉とともに遺された稲盛氏の教えは、これからも世代を越えてビジネスの現場で役立っていくはずです。
たくさんの名言を遺された稲盛氏の経営哲学。
この混沌として不安定な時代に、新しい活路を見出す言葉のチカラになると思うのです。
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