「まろやかになって、匂いも自然」
数年、放置していたぬか床に気が向きました。
三五八漬けの方が手軽で、夏野菜を漬けていましたが、ぬか床のフタを取ってみると、スイッチが入り、復活させる気になりました。
休眠状態の微生物たち…。
新しい米ぬかと、冷蔵庫に常備しているだし汁を加えて、全体に空気を混ぜ込みました。
臭いイメージでかき混ぜると、不思議なことに、あの匂いではありません。
ぬか床臭が気にならないのには、驚きです。
キュウリの試し漬けで味見をしてみると、丸い味わい。
塩も足さずに漬けましたが、ちょうど良い塩加減で、まろやかな味になっています。
これが、ぬか漬の魅力、発酵のチカラ、そして、和食のすばらしさです。
自社の資材も発酵させていますので、工場内や手にも独自の微生物群が棲みついているはずです。
この手で混ぜれば、微生物が独自のコロニーになった“わが家のぬか床”になるかな。
こんなに匂いが気にならないなら、しっかり漬け続けて「ぬか床」を育てて行こうと思っています…。
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