「水源は、軽井沢の千ヶ滝と白糸の滝」

 

先月、「御影用水370年」が、NPO法人佐久地方に流れる用水の会から発刊されたことを地方紙で知りました。

早速、直接入手し、手にしています。

ここには、これを纏め上げた多くの時間と、繋いできた歴史への想いがあります。

 

日本の上水道の歴史は、16世紀末、小田原北条氏による小田原早川上水が先駆けとされています。

その後、徳川家康からの朱印状(領分内のどこでも開拓開墾を行えることを許可する)を手にした市川市左衛門(五郎兵衛)が、信州蓼科山の水源を見つけ、新田開発をしたのが、1630年(寛永7)。

この頃から、全国でも用水開発、新田開発が行われ、日本の水道普及へと結びつきます。

五郎兵衛用水は、現在、世界かんがい施設遺産に登録されています。

 

 

御影用水は、浅科五郎兵衛用水から20年後の1650年(慶安3)に完成した用水です。

こちらは、浅間山麓の観光地で人気の軽井沢千ヶ滝、白糸の滝を水源に、御代田町、小諸市、佐久市へと流れる用水です。

五郎兵衛用水は、いくつかの記事を書きましたので、取材資料がたくさん残されていますが、御影用水は身近でありながら、ほとんど調べていませんでした。

地元の柏木小右衛門が開発した用水で、開発から370年、用水の流れには水量を調節し、環境を整備し、水質を管理してきた人々の歴史があります。

「御影用水370年」を見ると、流れに沿った写真があり、いつも通る道から僅かの場所に、チェックポイントがあります。

 

高地から低地へ流れる水…。

目の前から消えた水の流れに意識を向けてみようと思います。

地下にも、地下水の流れがあるはずです。

少し落ち着いたら、この冊子を見ながら、地元の小さな旅をしてみようかな。

 

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