「久しぶりのヤーコン栽培は芽出しから」

 

もう降らないかな…、と思っていましたが、今朝から久しぶりの雪になりました。

車に10cmくらいの雪が積もり、休みなく雪が舞うように降っていますが、道路は融けています。

 

春に向かう八ヶ岳の高原野菜産地への育苗資材の出荷を済ませた週末…。

この雪で、まだ春ではなかったことを感じながら、コタツでのデスクワークに没頭です。

 

今年の施用試験の計画を立てながら、この一年の春夏秋冬に目を向けています。

いろいろな育苗培土と自社の育苗資材を組み合わせるので、自家農園の野菜にも実際に使って生育を確認します。

今年は、久しぶりにヤーコンを3品種栽培します。改めて、食べ比べ…。

ヤーコンの芽が出てきましたので、ポットに仮植して苗を育てます。

 

アンデスの乙女(写真上側)と、アンデスの雪(写真下側)。

アンデスの乙女は、皮が赤くなる系統のヤーコンです。 

そして、以前、嫁入りさせたサラダオカメの子孫と、これらの品種と物々交換します。 

 

 

ヤーコンとは、20数年のお付き合いです。

2000年代に入り、地元の農業試験場にヤーコンの試験研究を依頼し、まず、化学肥料と有機肥料、そして弊社の資材の施用試験に取り組みました。

それをキッカケに、当時の四国農業試験場から品種試験の委託があり、長野県での好適種の検討を一緒に取り組ませていただきました。

お預かりした品種は20数種。

毎年、確認する中で品種を絞り、

2003年の栽培でNO10とした品種が、2005年に「アンデスの雪」として品種登録されました。(下写真)

2000年に「サラダオトメ」の申請、2003年に「アンデスの雪」「サラダオカメ」の申請で、2005年にそれぞれ登録されています。

遅れて、「アンデスの乙女」は2011年申請、2014年に登録されています。

長野県での試験結果と、登録された品種とを比べると、必ずしも好適な品種の結果は重ならず、地域差はありそうです。

     ★ヤーコンの品種試験

         https://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-10946735837.html

 

2000年以前の品種「ペルーA」を種芋で継承されている方が多いようで、皮の割れが多いという声を耳にします。

ヤーコンは、化学肥料や多窒素栽培で割れが出ます。

品種の更新や、栽培法の工夫をお勧めします。

 

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