「大切なものを守り続けた酒蔵に復興、繁栄を」

 

昨日の新聞に、飯山市の田中屋酒造店の浸水被害が記事で載り、心配が現実になっていたことを知りました。

田中屋酒造店は、飯山市の中心部にある明治6年創業の蔵元です。

蔵の中は70~100cmの高さまで泥水に浸かり、機材の8割が使えなくなる被害で、さらに大切な「こうじ室」にも泥が入ってしまったそうです。

 

田中屋酒造店の日本酒は、「水尾」の銘柄で日本酒愛好家にも人気の地酒。

地元産の原料を大切に選び、地元の土が育てた米の旨味を醸し出しています。

 

 

特に、印象的なのは、幻の酒米と云われる「金紋錦」を原料にした限定品の水尾。

飯山市に隣接する木島平村で栽培されていた金紋錦を、地元の酒として醸造したいという熱意で、水尾の銘柄に加えた逸品です。

金紋錦の栽培が守られているのは、本当に素敵なこと。

水尾を愛するファンは、来春の新酒を待ち望み、応援しています。

取材させていただいた頃を想い出し、この災害からの順調な復旧、復興をお祈りしております。

 

今日は、飯山市の名店「うなぎの本多」がいち早く復旧開店した記念の日。

復興を願う多くの人の手で、泥を清め、内装をし、機材を運び入れ、先導の光りを放ちました。

また、近隣にある高橋まゆみ人形館は無事と知り、ホッとすると同時に、人形たちとその風景がふるさとの心を支えるチカラになってくれることと思いました。

    ★長野酒メッセ2010での水尾

 https://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-10678771137.html

     ★金紋錦を守る勇士たち

https://www.iijan.or.jp/oishii/products/rice/post-2410.php

  ★日本酒を醸す酒米を知ろう

https://blog.goo.ne.jp/megumico_k/e/08dcd3a0666836d5f490608881416b38