「発酵し始めた絶妙な味のバランス」

 

「いらなければベチャればいいよ」

いらなければ、捨てればいい、という意味の言葉。

いつも野沢菜をくださる農家さんが、昨年訪ねると2把用意してあり、「1把分くらいしか漬けられない」という私の言葉への返事でした。

 

1把は、塩漬けして…。

野沢菜漬けは、いつも塩が足りないか、重石が少ないかで、水の上りが良くなくて失敗するのがお決まりです。

昨年は、最初の様子を確かめる余裕(キモチの…)があったので、確かめて手を加え、水が程よく上がりました。

そして、残りは、小口切りにして冷凍にするものと、しょうゆ漬けに分けました。

 

 

しょうゆと酢、砂糖を煮たてて冷まし、切った野沢菜に掛けてヒタヒタに漬けておく野沢菜のしょうゆ漬け。

漬けた翌日でも、味がしみた年明けでもおいしい漬け物です。

 

今年初めて漬けたのですが、これは毎年漬けることになりそう…。

それほど、簡単でおいしい野沢菜のしょうゆ漬けです。

 

わが家の特徴は、山椒しょうゆを使っていること。

初夏に、山椒の葉を摘み取って、しょうゆに浸したものです。

山椒の香りがアクセント。

強い主張もなく、野沢菜をおいしくしています。

              ★身欠きにしんの山椒しょうゆ漬け

           https://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-11601376929.html

 

最近、少し酸味が加わり、また奥深い味になってきました。

発酵が進んでいる感じ…。

酵素が働いていると思うと、カラダにいいことを意識します。

よく噛んで、食物繊維もいただいて、なんとも美味しいわが家の味です。