「同じハウス内、同じ畝でも、土は変化」

 

7月に収穫を終えたトルコギキョウは、その後、二番花を収穫し、今年の栽培を終えています。

二番花は、一番花を茎の根元から5cm位残して収穫し、その後、茎を伸ばして咲いた花です。

台風でハウスが強風の被害に遭い、収穫を残して栽培を終えていますが、試験の締めくくりとして、根の調査をしました。

      ★「トルコギキョウ」の収穫で次のステージへ

         https://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-12391749863.html

 

 

マルチを剥いで、スコップを深く差し、なるべく根を切らないように掘り上げます。

数値の調査は、10本ずつを掘り、土を落とした重さ、根の長さを測りました。

 

掘る場所によって、土の締りが違い、根が切れてしまう場所、キレイに土を落とせる場所がありました。

同じハウス内でも、土の物理性、保水性、水分量が違い、生育差が出ているのは無理からぬことが分かります。

 

 

7月から栽培して収穫が終わった、隣の棟のトルコギキョウの根も掘ってみました。

二番花まで栽培した根と比べると、根の新鮮さには大差があります。

長い期間、土の中にあった根は、茶色で見るからに堅い根です。

二番花で大切なのは、新根の伸長を促すことだと知らされます。

 

長丁場の試験が終わりました。

いただいてきたトルコギキョウと一年を振り返っています。