「知りたい」……ワサビの研究者たち
「"陸ワサビ"を知ろうとする想いと行動」今の研究、昔の研究、研究を知ろうとする私……。今夜は、三者に思考を巡らせています。手元にある本は、「わさびの日本史」という2020年に発行された本で、岐阜大学でワサビの研究をされている山根京子氏による研究書です。そして、今日、地元の農業試験場でいただいてきた書類は、1995年と2000年の試験データです。農業試験場の同じ研究者による試験で、農水省でデータ化された手元の書類は、1991年のもの。ここには、前研究者の名前も共同研究で記載されていて、10年間以上の研究の軌跡が垣間見られます。薬草や山野に自生する植物は、ある時期、栽培植物となり、流通によって食されるようになっています。水ワサビや陸ワサビも同様で、栽培されるようになり、根茎が太いものへと品種選抜が進んできたようです。栽培試験のデータからも、品種育成、収量品質の向上を栽培法で検討し続けた年月が視えてきます。研究者たちは未知の追求を身上に、仮説と実証を積み上げながら判断材料の検証を続けています。2006年、山根氏は山深い谷あいで一面に咲く野生のワサビの花と出合い、野生から栽培植物への人の手によるワサビの変貌に気づき、研究をはじめたそうです。「知りたい」は、DNA分析技術を生み、葉緑体のゲノム分析で日本のワサビは固有種で、日本の食文化と大きく関わることを調べ上げています。面白い……。15年後、「知ること」を追い続けた今も、研究の少なかったワサビの知見を増やし、魅力を描いています。今、私は、換金作物を高品質な栽培に導くために、農業資材として向き合っています。ワサビを知ることからはじめてみたら、研究者たちがひたむきに生きた歳月に出合いました。わさびの日本史Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}**************************** ブログ 春夏秋冬いつもそよ風****************************<img alt="おにぎり" height="16" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/068.gif" width="16" class="emoji">わが家の食育 お家でつくろう!食べよう!地元を知ろう<img alt="いちご" height="16" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/066.gif" width="16" class="emoji"> 地産地消と特産品を訪ねて <img alt="ナイフとフォーク" height="16" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/075.gif" width="16" class="emoji">素材を知って食べるかんたんクッキング