私達は朝まで普通に眠っていた
私のほうが先に目覚めた
kの寝顔を覗き込む…
無邪気な子供の様な寝顔だった
ほんとにベビーフェイス
瑞々しいきめ細やかな女性の様な肌
まぁるいフォルムを帯びた輪郭
ほんとに眠っている王子みたい
好きなだけ眠るといい…
そう思いながら私は起きあがった
kの為に朝食を用意した
和食と洋食両方の用意をした
kはどちらを選ぶ?
私はkが起きるまでと家の中の事をこなしていった
しばらくして
眠っている部屋へ行くとkが目を覚ましていた
「おはよう…あー不覚にも眠ってしまった」
あはははと2人で笑いあった
少し寝グセがついた跳ねた髪が可愛いかった
そして寝起きの顔も
「疲れていたんだね」
「うん、この所眠れてなくて、この部屋良く眠れるなー」
「良かったね」
「あーー寝ちゃったかー何でだー」
kが残念そうに叫んでいた
色々な思いが含まれた言葉たち
「また眠りにおいで」
「うんそうする」
待っているよ、私は言葉にしないで心の中で呟いた