「適当に座ってね」

シャワーから出たkをソファに促した

髪を用意したバスタオルで拭きながらソファに座った

緩い綿のTシャツに揺れる部屋着のパンツに着替えた姿を見る

またきれいな体のラインが強調されて少し見入ってしまった

顔の肌はより滑らかだった

「ねぇ髪乾かしてあげようか?」

「ほんとに?  やってやって」

ちょっとふざけた様な声でkが答えた


床にあぐらをかいたkの後ろのソファに座り彼の髪に触る
少し柔らかい栗色に染めた髪に優しく温風を当てていった

華奢なのにやはりしっかりした肩のラインが
恵まれたスタイルを無心の内に手にしている運の強さを感じさせた

弱と強、しなやかで武骨、外も内も振り幅広く持つkの魅力に気づいてしまっていた

なのに当の本人はそんな事に気付きもしないでいるんだろう…


そんな風に思いながらkの髪を乾かした