母が庭に植えたクリスマスローズ。
今年はなかなか咲かなかったので
もうダメかなぁと思ったのが、
ふと気がついたら咲いていた。
母はお花が大好きで
色々な種類の花をおそらく
その時の気分で植えたせいで
テーマも何もなくてんでバラバラ笑
認知症が進んでも
ちょっと不穏気味なときは
庭に連れ出し
一緒に花を手折り
どの花瓶が合うか
花はどう生けようか
子供のように夢中になって
一生懸命、挿していれば
ご機嫌も治るので助かったっけなぁ。
施設入居してからも
毎月、帰宅していたので
母に見せるために
庭や花を整えていたのだけど。
コロナ禍に入って帰宅どころか
面会すらままならなくなって
庭も放置気味、、。
それでも負けじと
毎年、クリスマスローズは
庭の片隅でひっそりと咲く。
以前は母が残した花たちが咲くと
母に見せてあげられないのが悲しくて
母がここにいないのが寂しくて
あまり見られなかったのだけど。
いまは気持ちを切り替えて
母の代わりにわたしが見ることで
母の分まで喜びを受けとることに。
花たちにも『放ったらかしなのに
毎年キレイに咲いてくれてありがとう』
と伝え(←お手入れしなさいよ)
美しい花達を残してくれた
母にありがとう、とつぶやける
ようになった。
庭に花にもてんで興味の無かった娘ですが
50を幾年か過ぎて
ようやく花鳥風月の風情を
愛でられるオトナになりつつ
ある、、かな?
もう少しでコロナが明けたら
また家に帰れるかなぁ。
そのためにもそろそろ
お庭、整えないとね。