こまいめぐみです。阪神淡路大震災から21年たちましたね…
今日のブログはどうしよう…と思ったのですが、去年書いたブログを、少し加えて再投稿することにしました。
こんなステキな女の子がいたんだよ、という事と、教えてもらったことを知って頂きたくて…
私の大学のクラブの後輩のまいちゃんもその中の一人です。
彼女は明るくて、面白くて、とてもがんばり屋さんの可愛い子でした。
いつも目を輝かせ、自分の決めた事に一生懸命邁進する子でした。ムードメーカーでもあり、仲間を引っ張るリーダー的な子でもありました。
クラブでの活躍はもちろん、オフのカラオケでの彼女の伸びのび楽しく歌う姿は、私に感動すら与えました。
今思えば、彼女の懸命に生きている姿勢が、何事にも表れていて、それが伝わっていたのだと思います。
もし生きていたら、彼女の持ち前のバイタリティーと明るさで、きっと何かを成し遂げているだろうし、
お母さんになっていたとしたら、本当にかしこくて愛情たっぷりの肝っ玉母さんになっていたに違いないでしょうね。
私と、私の妹と、まいちゃんは同じクラブに所属していて、私は先輩、妹とまいちゃんは同期になります。
震災が起こったのは、私が社会人一年目の時でした。
震災の前(どのくらい前かは覚えてない)、まいちゃんは妹に連絡をとるため、私の自宅に電話をかけてきました。
たまたま電話を私がとりました。
もしもし、あ、まいちゃん、
妹ね、はい、ちょっと待ってね。
そう言って私は電話を妹にとりつぎました。
ちょっと事務的な感じで。
愛想も全然なかった。
まいちゃんも、めぐさん、冷たいなあ、
と思ってたみたいです。
そのあと、まいちゃんは震災に会って、亡くなってしまった。
私は久々の後輩が何だか照れくさくって、
電話で上手く世間話ができなかった。
ごめん、まいちゃん、冷たくするつもりじゃなかってん。ほんとは嬉しかったのに…
でも、そんな言葉を伝えることも、もうできない。
今でも後悔しています。
人は皆、いつかは亡くなってしまう。
だから、後悔のないように、大切な人との今を大事にしなければならないし、
感謝の言葉や、思いやりの言葉を、恥ずかしがらずに、届けなければならない。
そういう大切なことを、Mちゃんは教えてくれたのだと思っています。
(でもやっぱり、なんで彼女が亡くならなくてはならなかったのか、と思うと悲しいし、ご両親の悲しい気持ちは計りかねるほどですね…)
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
震災で亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、全ての方々が、幸せでありますように…