占星術で相性を見る場合はシナストリーが

真っ先に浮かぶとは思うのですが…

 

これは実は表面的にしかわかりませんので

あまりこれにこだわってしまうと、あれっ

と肩透かしを喰らうかもしれません

 

そもそもの話、出生図はその名の通り

生まれた瞬間の天体配置図になっています

 

その人のホロスコープは、あくまでも

『このような傾向がありますよ』という

人生の青写真、またはざっくりとした地図

というふうに考えた方がいいと思います

 

だから天体の意味がたくさんあるように、

その時々の選択によって変化していきます

 

とは言え、大枠で外れることはないので

どのような選択をしても最終的に出生図の

示す方へ向かっていくことになるはずです

 

それらを踏まえた上で相性を考えてみると

まず簡易的にシナストリーで見るとします

主に個人天体同士がアスペクトをした場合

縁があると考えていいとは思います

 

ただし、ここで一つ落とし穴があるんです

だいたいみんな自分側からしか見ていない

というパターンが多いのではないでしょうか

 

確かに自分にとってどのような相手なのか

ざっくりと知ることができるわけですが、

相手にとって自分がどうかはわかりません

 

 

私が過去に経験した事を実例に出してみます

新入社員として部署に配属されたあたりに、

先輩社員でよく話しかけてきた人がいました

 

特に外見が好みだったわけではないのですが

面白くて趣味が合うので仲良くなったんです

だんだん2人で出かけるようになり、自然と

親しくなったものの恋愛っぽい感じではなく

結局仲の良い異性の友人で終わったんですね

 

その頃は占星術の事なんて知らなかったし、

サインで言うと相性の良い同士だったのに、

なぜ曖昧な関係だったのか気になったので

シナストリーで見てみた事がありました

 

私の太陽に相手の火星がコンジャンクション

私の太陽に相手の金星がオポジション

私の月・火星に相手の金星がトライン

私の金星に相手の太陽がオポジション

相手の月もおそらく私の太陽の近くです

 

これだけ見ると、相性が良さそうですよね?

お互いの個人天体にアスペクトしているので

縁があるとは言えるし、仲良くなるのも納得

だなぁと思いました(びっくりしましたが)

 

当然相手の方の出生時間はわかりませんし、

これは自分の方からしか見ていない状態です

 

でもよくよく見ると、私の月・火星に相手の

土星とドラゴンテイルがコンジャンクション

相手の木星からはクインカンクスだし、

私の金星に相手の天王星がクインカンクス

その人は水星・冥王星がコンジャンクション

それが私の太陽にクインカンクスでしたw

 

 

最初の頃に仲良くなるとっかかりは良くても、

色々あり途中からギスギスしてしまったのが

後半の方のアスペクトに出ているんですよね

(あくまで自分にとってという観点からです)

 

今となっては何かを学ぶためだったんだなと

わかるのですが、縁があったとしても一概に

それが良い相性になるとは限らないのです

 

異性に限らず、出会って仲良くなれる時点で

何かしらの縁が発生していると言えますが、

必ずしも良い結果になるわけではありません

 

親子や夫婦だって、強い縁が発生しなければ

その関係にはなっていないと思うんですよ

しかし、色々と問題が出てきたりしますよね

 

 

何か問題があった時こそ、ホロスコープを

活用しながら、どんな部分が合わないのかを

知って理解する事が大事なのかもしれません

 

単純に合う部分だけを見て一喜一憂するので

はなく、合わない部分を理解して調整する事

が良い関係を築くためには必要だと思います

 

仲良くなり始めはいつだって楽しいのですが、

長期的なつながりは土星の相性が意外と大切

かもしれないなぁと感じたりします