ホロスコープをサイトで出すと、1〜12ハウスを

区切るカスプというラインがあります

(出生時間を入れて出した場合です)

 

たいていサインの始まりキッカリにはならずに、

途中から始まっていたりしますが、普通は次の

ハウスは次のサインになるはずが、同じサインの

まま次のハウスが始まってしまっている事があり

それを『ダブルハウス』と言います

 

 

例えば2ハウスと3ハウスがダブルハウスの場合

8ハウスと9ハウスもダブルハウスになります

ラインは対角線になっているからですね

 

そして逆にハウスの中に一つのサインがすっぽり

隠れてしまっている場合があり、牡羊座の次は

牡牛座となるはずが、牡牛座が隠れて双子座に

次のハウスが来てしまう事があります

これは『インターセプト』と言います

 

ちなみにダブルハウスとインターセプトは必ず

セットになってチャートに存在しています

 

 

これだけ聞いても、だから何?って感じですよね

たかがハウスを区切る線だと思うかもしれません

しかし、これには結構重要な性質が出るのです

 

例えば図のように、2-3がダブルハウスの場合

2ハウスは所有(身体・才能・稼ぐ力)であり、

3ハウスは知性(交流・会話・義務教育)です

自分はこんな事ができると認識してから、次の

コミュニケーションの場に行くわけです

 

でもダブルハウスだと、できるかわからないのに

どんどん始めてしまうみたいな感じでしょうか

適切なステップを踏まずに先走るという事ですね

と、同時に対角にある8-9ハウスも同じです

 

8ハウスは継承(結婚生活・相続・引継ぎ)で、

9ハウスは向上(専門分野・探究・哲学)です

しっかりと信頼関係を築いて地盤を固めてから、

さらにその先を目指して向上していくんです

 

そこがやはりちゃんと構築できないまま、上を

目指して進んでしまうという感じになるでしょう

または、順番が逆になってしまう事もありえます

 

 

インターセプトは前のサインから始まって、次の

ハウスへ行くのにまるまる次のサインを超えて、

一つ飛ばしのサインが次のハウスになっています

 

上の図だと、6-7ハウスの中に蠍座がすっぽりと

隠れてしまっていて、対向の12-1ハウスも同じで

牡牛座がすっぽりと隠れてしまっています

 

この場合はそのハウスやサインの事をじっくりと

育てていくという性質があり、その中にある天体

の作用も若い頃は表れにくいかもしれません

 

6ハウスは奉仕(日常・労働・健康)を表し、

12ハウスは秘匿(見えない場所・潜在意識)です

 

ここがインターセプトになっているということは

自分の事を後回しにして、人のためにし過ぎたり

一人の時間がなかなか取れなかったりしがちです

しかし、年齢と共に上手くできるようになります

 

サインで考えるならば、仕事などにじっくりと

取り組みたい蠍座が、人のために奔走してしまい

なかなか集中して作業する事ができないとか…

 

12ハウスに隠れる牡牛座なら、一人でいる時に

ゆっくりと寝たり、好きな食べ物を食べたりなど

快適に過ごしたいのに、なかなか落ち着いて

好きなようにする時間を取る事ができないとか…

 

 

でも繰り返すうちに、自分なりに工夫しながら

やりくりする事ができるようになるでしょう

あるいは、時を経てやり直す場合もあります

 

インターセプトは本来大事にしている部分なので

そのハウスの事象を守りたいのかもしれません

 

このように、ダブルハウスとインターセプトは

一つのチャートの中に共存しているわけです

 

ご自身のチャートにこれらがある場合は、自分が

どんな状況でせっかちになるのか、またはどんな

事象にじっくりと取り組みたいと思っているのか

是非、当てはめて考えてみてくださいね〜