土曜日は朝から『ウェークアップ』をご覧いただきありがとうございました。その中で、旧統一教会との関わりがどうだったのか、私の経験や周囲の議員たちからのヒアリングをもとにコメントをいたしました。


簡潔に申し上げると、その団体の方だと認識できずに陣営でお手伝いをしていただいていた実態があったとの趣旨でした。勿論、認識をしてお付き合いをされていた方々もいらっしゃるでしょうが、少なくとも私や夫、また、その周辺の同期などには知らず知らずのうちに接点を設けていた議員は多いのです。そもそもの「選挙」自体の在り方の問題になってくるのかもしれませんが、現時点でのルールにおいて、このことを問題視するのであれば抜本的な見直しが必要になるでしょう。

 

さて、色々とご意見をいただきました。普段であれば反対意見を多くいただき真摯に受け止めて参考にさせていただいてきました。意図的に、反応することはしてきませんでしたが、今朝、夫から「蓮舫さんが苦言を呈しているみたいだよ?」と教えてくれたので、記事を見てみました。元国会議員とはいえ現在は一民間人になっている私に対して、国家・国民のために日夜思考を巡らせていらっしゃるご多用なお立場から、個人のコメントに対するご指摘をいただき大変恐縮です。折角なので、この場でできる限り建設的な意見をお戻ししたいと思います。

 

選挙の実態をご存知の方であれば、ご厚意でボランティアスタッフの役を買って出てくださっている方々のお一人お一人に対して詳細な身元確認をするのは極めて難しいものだということはご存知でしょう。それをご自身は管理されているということなのですから、大変素晴らしいことだと思います。


立憲民主党は労働組合から熱烈な支援を受けていらっしゃるのは周知のとおりですが、彼らがスタッフとして職務中に派遣されているのは選挙違反にあたるのですが、お一人お一人が有給休暇を取得してきているか、欠勤をして手伝いにきているのか、その申請を全て確認しているのでしょう。証明書か何かを出されて確認しているのでしょうか。頭が下がります。そこまで細かいオペレーションで運用されているのであれば、安心ですね。ここまでしっかりとした管理体制があるのでしたら「ご自身の国籍」についてもしっかり管理されているのでしょうから、改めてご説明されてみてはいかがでしょうか。納得する国民は多いと思います。

 

また、是非とも追加で教えていただきたいのですがボランティアスタッフさんの「信仰宗教」の管理をなさっているとのことですが、どのように行っていらっしゃるのでしょうか。我々としてはあくまでもその方々からの申告があれば、それを知ることができますが、こちらから面接などをして「あなたは〇〇教の信者さんですか?」などと聞くことは、企業の面接でも許されませんよね。もしもそんなことが行われているとしたら今の社会では大問題になります。信教の自由を侵害するのでその行為自体は違憲です。それこそ党名に掲げていらっしゃる「立憲主義」に反するのでは?

 

旧民主党は外国人献金の問題などで追及されていましたし、その問題で大臣を辞した方もいらっしゃいましたね。私の事務所では献金をいただくときには、

 

⬜︎ 日本国籍を有しているか

⬜︎ 反社会的勢力ではないか

 

というチェックボックスに確認をしていただくようにしていました。逆にそれ以上のことはこちらからは確認する術もなく、あくまでも善意の上に政治活動の応援をしていただいていたので、陰に隠れた悪意が忍び寄ってきた際に、それを排除する機能・能力を私の事務所は有していませんでした。是非、そのあたりの運用についても教えていただけると助かります。それは私だけではなく、まっとうに政治活動をしているその他の与野党議員にとっても助かknow-howですのでシェアしていただけますと幸いです。

 

以上の点について明確にご回答いただけると、貴方の批判をしているだけのイメージ(と私は個人的な印象を持っています)から建設的な議論ができる方だと認識を改めることができます。公務がご多用なところでお時間の制約もあろうかと思いますが、ご協力賜れましたら幸いでございます。

 

金子恵美