PN ガムボールさんより

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お医者さんからの診断に

さぞや心が揺れたことでしょうね。


なんとなく

未来を閉ざされてしまったような

怖い宣告をされたような、

急には、受け止めきれない現実。


でもね…

 

ここからは

あくまで、私の考えなんだけど…、

 

病名や、診断っていうのは、

そもそも


「未来」のために


あるものなんだと思うんだよ。

 

たとえば

 

「あなたは風邪です

っていわれた途端に、熱があがる!

とかあるでしょ。


それは、脳が「風邪」と認識したから、


よし!熱だせ!

(発熱は、体内のウイルスやら菌やらを殺す

ためだから)


白血球を総動員しろ!

って体に命令するんだよね。

 

「あなたは痛風です

って言われたら…。

痛風って、

風が吹いても痛いってくらい

足が痛くなるんだけど

激痛が足に走って、

原因がわからなかったら不安でたまらない。

「そっか、通風か」(悲しいけど)

じゃあ、痛くならないために

「何をすればいいんだ?」

食事療法やらお薬やらがスタートする。


ほっぺが腫れて痛い

「虫歯です」

「おたふくです」で先が変わる。

 

さらに、とっても悲しいけれど

「あなたは癌です」ってことになったら


部位を見定め、

胃がん、肺がん、肝臓がん

それぞれ治療のプロセスが違う。


そして、

そこから

どう生きるか

を決めるために

「手術」するのか

「放射線治療するのか」

「抗がん剤」投与するのか

現段階で、何もしないと、余命がどのくらいで、

それを改善するためには、何をすべきか!

を、見定めることになる。

病名を知らないままいたら、

痛くて、苦しくて、なんでだかわからなくて、

ただただただ、不安なだけ。

 

ガムボールちゃんは、

お医者さんから

「自閉症です」って言われて、

ショックだったのと同時に


これからどうするか…を

手に入れたんだよね。

 

「だから、私は集団生活が苦手だったのか~」

とか

「だから、あの時パニクちゃったのか~」

とか


それは、あなたにとって、

本当は、当たり前のことで、

今まで、

たくさん、無理していたんだな…、


と、

まずは、過去の自分を許して、

いたわってあげて欲しいと思うの。

 

Drによる治療とは、

治すばかりが目的ではなくて、


この先

どう生きることが、あなたにとって

苦しくないかを探すことでもあります。

 

自閉症の人は

人にもよるけれど、

大勢の中に溶けるのは苦手でも

過集中(すんごく集中力がある)

の傾向がある人なんかは

経理や(間違いが気になるから勤勉)

プログラマーなどになる人も沢山いるし、

 

また、沢山の職業支援や、

同じ悩みを抱えるワークショップや

様々な未来を提示する場所があります。

(それは自分にあったところを、自分で調べよう)

 

私は看護学生の時に

小児の自閉症の子と

関わったことがあったけど

もんのすごく上手に、大人でも根を上げそうな

ジグソーパズルを仕上げていました。

 

それが何?ではなくて

その才能は、その子のもの。

その子に「しか」ないもの。

そして、それを生かす場所を模索するのは

誰でもすべきこと。

 

ピアノが上手い

計算が得意

絵をかくのが好き

 

直接将来の自分の仕事につながらなくても

何かを探す、扉には、きっとなるよね。

 

上手である必要はないから

心にある言葉や気持ちを

できるだけ沢山、正直に

ドクターや家族に話して

「未来」を歩いてくださいね。


あなたの好きな「Feel well」

の歌詞をかります。

♪いつだって思っているよ元気でいて

 昨日の涙知っているから


 悲しみを忘れずに胸に抱き乗り越えよう


 果てない道

 歩いてゆく

 笑顔で~♪

 


関係ないけど


1年前の今日、私は軍艦島に上陸しました。

今日も島は、少しずつ少しずつ姿を

変えているはず。

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くちていく

ととるも、

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自然に還る

ととるも、同じこと

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だよね。
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