秋田県 みうらたかしさんより

めぐみさんこんにちは。
 黒Tシャツの話を読んで、
20年くらい前のことを思い出しました。
 大学生の時、友人に誘われ、
日比谷野音でのライブスタッフとして「黒Tシャツ」デビューしました。 
あれは7月下旬の朝からピーカン天気の日。
 朝から設営の手伝いをして、
12時頃から場内整理のシフトだったのですが、
強い日差しの屋外で黒Tシャツ…暑いのなんの…
 休憩時間に濡れおしぼりで冷やしたけど、焼け石に水。
 日が沈む頃には、首筋や腕は見事に日焼けし、
ヒリヒリする腕で撤収作業。しばらくの間、痛かったっけ。 
他にも屋外イベントの時、強風で案内看板が飛びそうになって、
必死でに押さえたこととか、
スピーカーの近くで場内警備をした時、
スピーカーから出る音の振動でおなかの中が揺さ振られるような感覚が
しばらく消えなかったりとか黒Tシャツを着て、
いろんな経験をさせてもらいました。
 もうやる機会は無いと思うけど
、ちょっとだけ異世界を覗いたような懐かしい思い出です。 でわでわ~


君が、ハガキじゃないのもなんだか新鮮!


ブログでも書いたけど


動くに ニンベンを付けて


働く!


「動く」は動物もするけど


働くって行為は


あらためて「人間」と


「昆虫?」だけか?

とか思ってしまう。


ゴリラとか、象とかって、群れで過ごすから、

メスの為や、子どもの為に

命投げ出してまで、何かをするけど


働く…とは違うような気がする。


昆虫の働くは

給料とか、昇進とかの「見返り」が存在しなくて

ただ、ただ、働く…。


昆虫アニメじゃないかぎり

「やってらんねーよ!マジで…」

とか言いながら、カマキリの死体を運ぶアリや


見つけた花の蜜を、

「あーうめえ!」

とか勝手に喰らうハチはおそらくいない。


となると


やっぱり

働く…に、ニンベンであるところの「亻」

が伴うのは、人ならではな気がする。


虫ヘンに動 だと、

もっと定めのような、

ルーティンなイメージだ。


同じ給料

同じ時間


だったとして…の働くは


アリやハチと違って


手を抜くも

真剣も


その「人」次第。


今回、中野サンプラザに募った150人の

黒Tシャツの人達が、

全員それぞれ、どんな気持ちだったかは、

わからないけれど


眠い中

疲れた中

参加の人もいたと思う。


黒Tシャツワークは

見るからに過酷だ。


なぜ、このバイト?

なぜ、この仕事?


と聞きたくなるほど。


でも、結局は


自分の収入以上に



「好き」である気持ちや

「誇り」(おおげさかもだけど)

なくしては、選ばない、仕事だと思う。


たかし君のような影で支える人の

一つ、一つの頑張りが、汗が、体力消耗が


エンターテイメントと呼ばれる

華やかな場所には、必ず、沢山ある。


そりゃ

失礼だけれど


当日

150人が149人になっても、

何とかなるかもしれない


でも

関わっている1人の意志が、

手抜きになったなら


その一つが、

大きな事故を招きかねない。


どんな仕事でも


動くの横のニンベンは


自分じゃなくて


誰か…。


そういう意識でいたいと思う。