昼、友人とヒルトンホテル内のカフェに行ったら
隣席で、40才前後位の女性二人が、静かに談笑していた。
お二人とも、髪もセットしたみたいにふわりとしていて
一人は、上品なニットワンピース姿で
もう一人は、白ブラウスに優しいベージュ色のフレアスカート。
見るからして、働く女ではなく
きっと、「おエライ夫を持つ優雅な妻達」なんだろうなあと想像し
私はしばし、羨まし気に見とれてしまったわ。
 
そういえば・・・私もつい最近まで
いつかきっと、娘を連れて、おエライ男の妻となり
「〇〇夫人」として、悠々と君臨してやるのだと鼻息荒く
長きに渡り、企んでいたのであるが
これがどうもうまくいかない。
 
オタオタしている間に、この年になってしまい・・・
「権力のある男の妻」という私の野望は
はかなくも、とうとう消えてしまった。
 
よし。こうなったら、次なる私の野望は
「権力のある婿をもつ母」だ。
もうこれしかない。
 
我がムスメよ。おまえに託そう。
オカンの夢を叶える為に、おエライ男の嫁になっておくれ!!!
 
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