産業なき地域の若者は、出ていくか、犯罪者となるか。30年前のチーマーが和歌山のコンビニにたむろ。 | 中崎塾和歌山校【代表:慶應高校・大学(経済学部・島田晴雄ゼミ)出身】

中崎塾和歌山校【代表:慶應高校・大学(経済学部・島田晴雄ゼミ)出身】

「基礎の徹底」をテーマに「受験」に縛られた勉強から生徒・保護者の皆様を解き放ち、真の学力向上を目指します。

いつもお支え頂きありがとうございます。

熱心に学習くださる生徒たちに感謝いたします。

 

以下、「和歌山移住1年の新参者のたわごと」とお許しくださる寛容な皆様のみお読みください。

 

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最近、和歌山市のコンビニに、30年前、

渋谷にいたチーマーのような恰好をした、

若者たちが集団でたむろしているのを見かけます。

 

外でタバコを吸いながら、何度もコンビニに出入りする。

商品を買うわけでもないので、「何らかの目的」をもって、群れているように推測される。

 

恰好は、ちょうど30年前に東京の渋谷にはびこっていたチーマーのような感じ。目黒で生まれ育った私にとっては、懐かしささえ感じるレトロ感である。

 

学習塾の経営者という立場から、保護者の皆様にお願いしたいことは、「いってよいエリア」と「行ってはいけないエリア」を明確に子供たちに伝えてほしいということです。

私が思うに、和歌山駅周辺の施設は避けた方がよいでしょう。

和歌山市駅の図書館、各種施設は安全性が高いように感じます。

 

話を戻して、チーマーというのは、バブル崩壊後くらいから渋谷で犯罪行為を繰り返した中学生~高校生の集団です。お恥ずかしながら私が通っていた「明大中野中学・高校」はチーマーの元となった学校です。当時、私は中学生でしたが、高校の校舎で違法薬物が発見され、食堂では花火が打ちあがるなど、なかなかユニークな学校でした。中学生は高校の校舎は立ち入り禁止でした。明治大学の付属なので、偏差値はそれなりに高かったですし、スポーツも強かった(水球は日本一、相撲はご存じ若貴の母校です。)のですが、コネで入ってきた人たちもいて、アラカルトな感じでした。

 

私はその後、明大中野高校には進まず、高校受験をして慶應高校に進学しますが、明大中野生を中心としたチーマーは「慶應狩り」というのをやっていたので、渋谷で明大中野時代の友人に会うたびに複雑な思いでした。もちろん、彼らが私に「粉」をかけてくることはありませんでした。

 

私が思うに、なぜ明大中野高校の一部がチームを作り、チーマーという犯罪者になったか、というと、「行き場所がなかった。」からではないでしょうか。

 

明大中野から明治大学に推薦されるのは、7割程度だったと思います。残り3割は「自分でどうにかしてね!」ということになってしまいます。付属校で大学に行けると思って通っていた学生たちの3割は、大学受験をしてもうまくいくはずもなく、就職活動もしていませんので、「行く当て」がないわけです。

運悪く当時、バブルもはじけてしまったので、親も行く当てのない彼らを養うほど経済的余裕がありません。

 

「行く当て」がない若者たちはどうなるのか?

 

行く当てを探して外に出るか、残って犯罪者になるか、じゃないでしょうか。「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」じゃないですが、群れて、犯罪行為をするしか道がなかったように思います。

 

そういう、30年前に東京の渋谷で起きたことが、今、和歌山で起きつつあるように感じます。

和歌山にずっと住んでいる皆様は分からないかもしれませんが、昨年東京から移住してきた私は、たった1年でも、どんどん和歌山の治安が悪くなっているように感じています。

 

悪質な運転に出会う機会も増えています。今日だけでも2件の悪質な運転にあい、事故を起こしそうになりました。20歳以上がほぼ参加する「車の運転」のマナーというのは、その地域の民度を図る一つの尺度になると思います。皆様はどうお感じかわかりませんが、和歌山県の「一部」の皆様の運転というのは、東京に40年住んでいた私から見て、相当程度、通常の範囲を逸脱して危険です。これは、横浜から和歌山に来た人、大阪から和歌山に来た人に聞いても、みな同じ感想です。

 

保護者の皆様はまずは「自衛」です。和歌山は東京と比べると狭いので、「いってよいエリア」と「行ってはいけないエリア」がはっきり分かれます。必要のない施設には立ち入らないように、子供たちに伝えることが大切です。

 

警察行政の方々は、お手数でも頻繁に若者がたむろするような場所を巡回していただきたいと思います。

 

和歌山県議会、県庁など県政を担う方々は、どうにかして、和歌山県に産業を構築していく道筋をひねり出さなくてはいけません。IRをつぶした皆様にはその責任があります。高齢者をターゲットにしたサービス産業を拡充するならばそれでよいので徹底的に資産・資源を集中特化し、温泉など豊かな自然をフルに活用して、他県から高齢者が金をもって、どんどん移住してくるようなエイジングパラダイスを作り、そこで和歌山の若者たちを雇用すべきです。

 

このままでは、そう遠くない将来、和歌山県は高齢者と犯罪者の巣くう古の魔境、になってしまうような、そんな危機感を持っています。

 

残った高齢者は犯罪者のターゲットにされていきますよね。

 

戦後の護送船団方式さながらに、和歌山県主導で「エイジングパラダイス・シティー」を和歌山に作り上げてゆく。

 

IRがつぶれた今、和歌山県が生き残ってゆく道は、これしかない!!!

 

このままでは、中国人に土地を買われまくって、いずれ中華山になってしまうよ!

 

 

以上です。

長々と、申し訳ございません。

和歌山移住1年の新参者のたわごととお許しください。

 

中崎塾

中崎一樹