高校生シリーズ、
潤くん編その1です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「目閉じて」
「……ふふっ」
「ちょ…なんで笑うんだよ」
あ。
拗ねちゃった?
「ごめんごめん。
なんか…かわいいなぁって…笑」
「は?もうさ、
まじでいい加減にしてくんない?」
あ。
怒っちゃった。
「ごめんね?」
あ。
怒っちゃった。
「ごめんね?」
「あーもうやる気なくなったし」
「やる気って。笑」
ぴったり体を寄せてた潤くんが
ふいっ、と離れる。
「オレは、」
「オレはさ。
すげーコンプレックスなの!」
この顔好き。
心細そうな…
さみしそうな…
愛しくなっちゃう顔。
「どうしたって無理じゃん…
年齢差は一生縮まんないんだからさ」
後ろから強く抱きしめられて。
とくん、と胸が高鳴る。
「かわいいとか言わないでよ」
耳元で、小さな声でつぶやく潤くんが。
ぎゅって、抱きしめる力を強める潤くんが。
やっぱりどうしようもなくかわいくて。
年齢差は一生縮まんないんだからさ」
ぎゅう…って
後ろから強く抱きしめられて。
とくん、と胸が高鳴る。
「かわいいとか言わないでよ」
耳元で、小さな声でつぶやく潤くんが。
ぎゅって、抱きしめる力を強める潤くんが。
やっぱりどうしようもなくかわいくて。
首元に回されてる両腕を
よしよし、って撫でる。
「オレも同じ学年に生まれたかった」
「たった1歳差だよ?」
「年下だからかわいいとか言うんだろ?」
年下だからってわけじゃなくて…
同い年だったとしてもきっと、
わたしはきっと、
潤くんのことかわいいなって思うのに。
拗ねちゃう顔も。
無邪気に笑う顔も。
いつもいつも、
かわいいなって思ってるから。
パタパタパタ…
パタパタパタ…
廊下を走る音が聞こえてきて
一瞬緊張する。
誰か来ちゃう?
離れようとしたわたしに、
ぐっ、て腕の力が強まって。
「潤くん。誰か来ちゃうよ」
誰か来ちゃう?
離れようとしたわたしに、
ぐっ、て腕の力が強まって。
「潤くん。誰か来ちゃうよ」
「……」
「潤くん!」
「いいじゃん別に。つきあってんだし」
後ろからぎゅーって、
抱きしめるちからを緩めないまま、
やっぱりちょっと拗ねてる口調。
放課後だからって油断しちゃだめなのに。
まだ部活やってる人もいる時間だし…
ここ、潤くんのクラスの教室だし…
ひとつ下の学年の教室は、
去年までいたはずなのに
なんだか落ち着かない。
「もう帰ろ?」
「……」
「潤くん?」
腕の中から
少し後ろを振り向いたら。
ちゅっ
ちいさなキスが降ってくる。
…やる気なくなった、
なーんていってたクセに。
見上げたら、
「……」
「潤くん?」
腕の中から
少し後ろを振り向いたら。
ちゅっ
ちいさなキスが降ってくる。
…やる気なくなった、
なーんていってたクセに。
見上げたら、
やってやったぜ、みたいな
いたずらな笑顔。
かわいいな、もう。
今度は額に。
ちゅっ、ちゅっ、って
連なって降ってくる優しいキス。
吸い込まれそうな黒い瞳はきゅうに…
きゅうに男っぽい
セクシーな表情になるから、
胸がドキン、と強く高鳴る。
「………」
かっこいい。
ほんとはちゃんと思ってるんだよ?
かっこいいなって。
毎日毎日、
どんどんかっこよくなってく潤くんに。
毎日毎日、
すごくドキドキしてるんだよ。
パタパタパタ…
また誰かが走る音。
廊下が見える、
小さな窓の向こうを通ったのは
赤いジャージ。
あれ?あれはサッカー部の…
「今廊下通ったの、櫻井くんかな」
あれ?あれはサッカー部の…
「今廊下通ったの、櫻井くんかな」
「そ?オレ目悪いから
良く見えなかったけど」
「体育祭のフットサル、
「体育祭のフットサル、
櫻井くんすごかったよね?
一人で何点決めてたんだろ…かっこよくて」
あ。
まずい。
「……」
なんてことない世間話のつもりだったのに。
後ろから回されてた腕が離れたから、
あ。
まずい。
「……」
なんてことない世間話のつもりだったのに。
後ろから回されてた腕が離れたから、
また拗ねちゃった?って
振り向いたら。
え?
きれいな笑顔。
瞬間、
ぎゅーーっと抱きしめられて。
激しく、
激しく重なる唇。
「…………!!」
だめ!
ここ、教室…!!
え?
きれいな笑顔。
瞬間、
ぎゅーーっと抱きしめられて。
激しく、
激しく重なる唇。
「…………!!」
だめ!
ここ、教室…!!
顔をそらして
抵抗しようとしたわたしの首のうしろ、
動きを封じるようにぎゅって支える
潤くんの大きな左手。
深く、
深く重なる唇。
とんとんとん、って
潤くんの背中を叩くけど。
逃がさないっていうみたいに
ますますキスは深くなる。
パタパタパタ…
”帰ろーぜーい”
”ちょっと待ってー”
すぐ近くに聞こえる声。
「…んーーー!」
ぱしぱしぱし、って
さっきより強く
潤くんの背中を叩くけど。
深い深いキスは止まらない。
パタパタパタ…
いつのまにか
声も、足音も遠くなって。
性急だった潤くんのキスも
いつのまにか甘く優しくなって。
しん、とした教室に響く、
わたしと潤くんの甘い息づかい。
「……ん」
ちゅっ、って小さな音を立てて
ようやくくちびるが離れる。
足にちからが入らない。
ぐったりと、
広い胸に体を預けてしまう。
まだドキドキがおさまらない
わたしの顔をのぞき込んで、
足にちからが入らない。
ぐったりと、
広い胸に体を預けてしまう。
まだドキドキがおさまらない
わたしの顔をのぞき込んで、
すごくすごく満足そうに…
潤くんが笑うから。
ドキドキする。
ドキドキしすぎちゃうよ…
翻弄されちゃったのが悔しくて、
ばしばしばし、って広い胸を叩く。
「んー?…なに??どしたの?笑」
さっきよりもっと、
やってやったぜ!みたいな顔して
クスクス笑ってる。もう!
「ふっ…かわいいなぁ。笑」
いたずらっこな目で、
キラキラの笑顔で、
わたしを見つめてる潤くんは。
かわいくて…
かっこよくて…
セクシーで…
いつだって潤くんだけに、
ドキドキしてる。
ドキドキしてるんだよ?
(初出:2015.10.13)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
年下男子な潤くんのお話でした。
かわいいかわいい言ってたら
逆襲されちゃうんです♡
あーもう!じゅーーーん!(誰)
そうそう、ちゅーする間際に
「目閉じて」なんて言われると
なんか笑っちゃいません??
あれ?わたしだけ?笑
体育祭でかっこよかった櫻井くん、
サッカー部所属のハンデで
後半しか出なかったにもかかわらず
一人で4点決めた、っていう
なんか笑っちゃいません??
あれ?わたしだけ?笑
体育祭でかっこよかった櫻井くん、
サッカー部所属のハンデで
後半しか出なかったにもかかわらず
一人で4点決めた、っていう
裏設定にしてます( ´艸`)
毎度毎度頼ってごめんよ櫻井くん。
お付き合いありがとうございました♡
【小ネタメモ】
毎度毎度頼ってごめんよ櫻井くん。
お付き合いありがとうございました♡
【小ネタメモ】
かなり苦労した潤くん回。
これを書く前に
同級生バージョンも3つ作ったんだけど
なかなか甘くならなくて(^^;)
彼女を年上の設定にしたら
いけるかな?と思いついて、
書いたお話でした。
年下男子な潤くん、やっぱりso cuteだねー♡
読んでくれてありがとう。
良い土曜日をお過ごしください(^^)
