【映画】建築学概論 | 彼方からの手紙

彼方からの手紙

ラブレターフロム彼方 日々のお手紙です

※がっちりネタバレしてますので未見の方はご注意ください!

建築学概論 DVD(2枚組)/東宝
¥4,935
Amazon.co.jp

新年一発目の週一映画は「建築学概論」でした。
以下、簡単なあらすじです。

建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で出会った
音楽科の女子学生ソヨン(スジ)に一目ぼれする。
しかし恋に奥手なスンミンはなかなか告白できず、小さな誤解からソヨンと疎遠になってしまう。
それから15年後、スンミン(オム・テウン)は建築士となっていた。
ある日、彼の前にソヨン(ハン・ガイン)が突然現れ、家を建ててほしいと頼んでくる。
家を建てている間に、次第にソヨンの素性が明らかになっていき、
思い出とともに新たな温かい感情が芽生えてくる。しかし、スンミンには婚約者がいた……。
(ムービーウォーカーより抜粋。)


去年夏に日本で公開されたとき、
雑誌の記事で見かけて、見たいと思ってたものです。

恋愛映画にも関わらず特に男性たちが“泣ける”と熱狂。
爆発的クチコミと驚異的なリピート率で410万人を動員し、
韓国のこれまでの「頭の中の消しゴム」(256万人)、
「私たちの幸せな時間」(313万人)という恋愛映画の興行成績を6年ぶりに塗り替えた。
(Kstyle記事より抜粋)


上記↑のように、
韓国で一大ブームを巻き起こした、とあったので、
どんなんかと思ってたのですが、
予想に反して、とっても静かな映画でした。
光とか、生活感のあるソウルの街やチェジュ島の景色がとってもきれいで、
岩井俊二的な雰囲気を感じたかなー。

何気なくさらっと進むんですけど、
その何気なさの中にちりばめられる小物使いがまー秀逸で、
「ああっ、ここで!これがでてくるか!!」って感じで、
ボロボロ泣けました。

役者陣4人ともすばらしくて、
特に現在の主人公を演じたオム・テウンはすっごく良かったです。
オム・テウンが良かったから、大ヒットになったと思う。
世の40代前後の男性は、ぴったりと自分を重ねられたんじゃないかというか。

ただ、「男性たちが“泣ける”と熱狂」とあるように、
ヒジョーに、「男性的」な映画だなと思いました。

自分には建築士としての未来と、
結婚する若い女性がいても、
初恋の人にはこんな風に、
「ずーーっと自分のことを想ってくれてる状態」で、
「ずーーっとひとりで、田舎で、家族を大切に」暮らしてほしいんだろうな、と。

見終わったあとは
「いい映画だったわあ」と思ったけど、
あとからよくよく思い返してみると、
ずいぶん都合のいいラストだったんじゃないか??
と思いました。



しっかし、スジはかわいすぎました・・
彼女が「国民の初恋」と言われてるわけがわかった。
ほんっとにキュートで、スンミンがドギマギしちゃうの
わかる!って思ったものー。

おもしろかったです!