【映画】ブエノスアイレス | 彼方からの手紙

彼方からの手紙

ラブレターフロム彼方 日々のお手紙です

もう2週間前になるのかな?
見た映画は「ブエノスアイレス」でした。 

90年代を代表する映画作家、
「欲望の翼」「天使の涙」のW.カーウァイが、
南米はブエノスアイレスを舞台に、
さすらうゲイの男二人の人生模様を
鮮烈に綴った一編。
(ムービーウォーカーより抜粋)


(以下ネタバレしてます)


秋からずっと、
どんだけウォン・カーウァイ!?
どんだけトニー・レオン!?って感じですが笑、
未見だったのでこの流れに乗って見てみました。


激しさ、
やるせなさ、
まっすぐさ、
3人の登場人物の愛みんなすてきで。
とっても美しい「恋愛映画」だった。

個人的にとっても好きだったのは、
ファイ(トニー・レオン)が最後にイグアスの滝を
ひとりで見るところ。

ふたりで見に行くはずだった滝の前で、
ひとり、しぶきに打たれるファイが
すごくすごく美しかった。

「この世の果てまで」ともに来たはずなのに、
最後はひとりひとりのふたり。
原題が「Happy Together」だと思うと
とってもせつない。

ファイはどこまでも行く覚悟だったのかな。
ウィン(レスリー・チャン)だってきっと、
そうだったはずなのに。

テープレコーダーのシーンは、
泣けて泣けてしょうがなかったです。
この「せつなさ」はもうずーーっと、
心の中から離れない。

アルゼンチンと台北、
どちらの絵もすごく
生活の空気を感じるようで
好きでした。

ファイとウィンの関係性だけでみると
ハッピーエンドではないけれど、
チャンの存在のおかげで
ラストはさわやかなのがまたよくて、

小さいシーンだけど
ファイがチャン(チャン・チェン)と
一緒にサッカーをするとき、
チャンを見る視線や体をさわる手の感じに
「ときめき」が出ててすてきだと思いました。

チャン・チェンが若かった!!(←当たり前)
かわいかったです。

とっても良かったです。
この年齢で初めて見られてよかったです。