今週みた映画はこちらでした。
毎年創立記念日にチェーホフの「櫻の園」を上演する
女子高演劇部を舞台に、
それに携わる少女たちの開演までの2時間の出来事を描く。
吉田秋生原作の同名漫画の映画化。
(ムービーウォーカーより抜粋。)
1990年公開、キネマ旬報のベストワンにも選ばれた名作です。
出演は、中島ひろ子・つみきみほ・白鳥靖代 ほか。
いつも見たい見たいと思っていながら、
なぜかレンタルに至らず、
23年の時を経てようやく見られた作品だったのですが、
いや~、思ってた以上にすごく良かったです。
とにかく、ストーリーがすばらしかったので、
吉田秋生の原作を読んでみたくなりました。
脚本もすごく良かったのだけど、
それがどこまで原作からなのかが知りたい。
「高校生の女の子」の
(ここはあえて「女子高生」ではなくこう表現したいです)
会話の感じ、雰囲気、ものすごくリアリティがあって、
ちょっと具合悪くなりそうなくらいでした笑。
90年、わたし自身まさに16歳の高校生だったので、
出てくる女の子たちの服のダサさ加減とか
今じゃ絶対ありえない髪型、懐かしかったな(^▽^;)
タイトルとジャケの雰囲気から、かなり百合的な印象強いんですけど、
ストーリーとしてはもちろん、同性愛も重要なキーワードなんですけど、
はかない「青春のきらめき」や
「女性としての存在」
「頼りない未来への不安」なんかを
「桜」に絡めてきれいにフィルムに封じ込められていて、
美しい青春映画だと思いました。
みうらじゅんよろしく「青春ノイローゼ」なわたしには、
ものすごくグッとくるステキな作品でした
(見てる映画偏りすぎよね・・・笑)