実母はいまだに
父の両親（私の祖父母）と父
大人４人分のご飯支度
家事を全て一人でこなしており
フルタイムでパートもしています。
昔ながらの、忍耐強い
長男に嫁いだ同居のお嫁さんです。
そんな母に育てられたので
私も当たり前のように
「嫁は我慢して当たり前」
という考えが根底にありました。
家事も苦手
（独身の頃は祖母と母に任せきり）
子どもも苦手
（どう接したらいいかわからなかった）
でも最低限
普通の母親のようには
やらなきゃ！！と思い
なんとか自分なりに
精一杯頑張って
家事と育児をこなしていました。
ある日、限界が来て
滅多に言わないお願い事を
夫にした時に
良い返事が返ってこなかった時の
絶望感・・・
そこで自分の気持ちを言えず
グッと我慢してしまいました。
「 転勤族って知っていて
結婚したんでしょ？」
夫との会話で、
たまに出てきました
もちろん知っていました
この時に
「転勤族なんだから、
頼れるのはあなただけ。
あなたが私を助けてよ！！」
と、言えば良かった。
転勤族じゃなかったら、
もっと気軽に
実家や、気の置けない友人と過ごし
夫に頼らず
心の安らぎを
得られたかもしれません。
数少ない、何度かの
お願いを断られるたびに
だんだん
「この人には言っても無駄なんだ」
という諦めの気持ちが強くなり
10年以上、
夫には心をとざし気味で
過ごしていました。
日常会話で
幼稚園の出来事や
習い事の話しをしても
スマホを見ながら
テレビを見ながら
上の空の返事。
聞いていないのがわかります。
男性はこんなもの。と
割り切れば良かったのでしょうね。
そこまで大人じゃない私は
上の空の人に話しかけるのも
面倒になり
連絡事項以外、
自分から会話をする事が
とても少なくなりました。
夫も夫婦関係に危機感を感じたのか
歩み寄ろうとしてくれた時があり
子どもを置いて
（下が2年生＆上が4年生とか）
旅行に行こうとか
他にも色々と
提案してくれたのですが
当時の私は
「小学生の子供を置いて
夫婦で旅行なんて無理」
という考えだったので
お断りしました。
「頭の固い嫁だって
会社のみんなが言ってるよ」
と、言われ
小学生の子供を置いて
夫婦で旅行って
そんなに普通の事なのかな？
と疑問に思ったりしていました・・・
もう傷つきたくない
どうせ夫は変わらないだろう。
そんな気持ちで過ごしていたら
夫も私に歩み寄る努力をしなくなり
一人で旅行に行くようになりました
結婚をしていないと孤独。とは
巷ではよく言われますが
結婚していても孤独だな・・・と
常に思っており
子どもが自立したら離婚して
実家近くに帰ろうかな
こんな思いは
常に頭の片隅にありました。
金銭的には、一緒にいたら安泰
でも気持ちを
理解してもらえなくて辛い
結婚しているのに
孤独で辛い
こんな理由で
離婚するなんて甘えかな？
葛藤が常にぐるぐるしていました。
昨年の夏、夫の不倫が発覚し
今後について話し合いをして
今までの不満を全て伝えました。
夫も、私が離婚したがっている
という事には気がついて
いたそうです。
言いたかった事を全部伝えたら
スッキリして
私は変わりました。
これからは自分らしく、
楽しく生きよう
夫に対して、言いたいことを
言えるようになり
些細な日常会話も
するようになりました。
夫も変わりました。
話しかけたら
スマホの手を止めて、
顔をこちらに向けて
話を聞いてくれるようになりました。
そして、穏やかになりました
高圧的で
人をばかにした態度が
少なくなりました
もともとは
優しい人なのです・・・
私が心を閉ざしてしまったから
夫も変わってしまったのかも
しれません
「鏡の法則」は有名な話ですが
まさにその通りの事が起きています
夫婦でいた方が幸せなのか？？
一人の方が幸せなのか？？
自問自答しながら
過ごす事でしょう
きっと、どちらを選んでも
私は幸せです
選べるという事が
すでに幸せなのかもしれません。