先週の、通所に復帰した日の夜にソファーに上がれなくなった件、その翌日に代理でリハビリに入った前任のPTさんから報告を受けていたベテランPTさんは、次のような話をしてくれました。
普通は身体を動かす時に、何も考えなくても脳が全身の筋肉に細かい指令を出して、身体が動くところを、○○さんは、最初の小脳方向への脳幹出血で、脳が指令をうまく出せなくなってしまった。
(2回目に出血した)視床も、感覚情報を脳に上げるのに重要な部分で、感覚を頼りにするのも難しくなっている。
正しい動きを取得するためには、何度も繰り返しやって覚えていく必要がある。
今回は通所を再開して、いつもと違う身体の使い方をしたことで、ソファーに上がる時にどこをどう使うのかわからなくなったと考えられる。
障がいの特性上、環境に合わせた身体の使い方をするのが難しく、出来ない時に間違ったやり方をして出来てしまうと、それが正しいやり方として脳に上がってしまうのだそうです。
感覚は、視覚で補うことが出来る。
立ち上がる前に、体重をかける(健常側の)右足を目で見て、ここに乗せると確認してから立ち上がるようにすると良い。
そうやっていくうちに、また動けるようになっていくと思う。
いつもと違うことをして、動きが悪くなったとしても、○○さんには今回のようにバスケを観に行ったりして、どんどん外に出て楽しんで欲しい。
出かけたことで動きがおかしくなった時には、一緒にまた考えて、修正して行きたいと思っている。
PTさん、息子のことも心配してくださり、アドバイスしてくれました。
右肺は3つに左肺は2つに分かれていて、例えば左の肺の1つがなくなっても、残りの肺が補うように大きくなる。
嚢胞を切除して小さくなったとしても、肺はまた大きくなるということですね。
今は動かさないようにしていると思うので、傷が良くなったら、ストレッチして縮んだ筋肉をよく伸ばすことから始めると良い。
息子さんは運動をする習慣がなさそうなので、ピラティスとかヨガのような胸郭の可動域を広げる運動をお勧めします。
nanohaさん、次男くんもストレッチですよ〜!
PTさんが、そんな話をしてくださった後、父ちゃんが「今度はラグビーを観に行きたい」と言ったのです
ラグビーの試合のシーズンは冬で、寒い外で観戦することになります。
でも、父ちゃんがそれでも観に行きたいと言ったことが、PTさんも私もとても嬉しかったです
最近の父ちゃんは、家のトイレに入るのもお風呂でシャワーを浴びるのも、かなり苦戦しています
とはいえ、マンション住まいでトイレを広くしたりするのは無理だし、いつか入れなくなる日が来るのではないかという不安を感じていました。
普段はアホなことばかり言っている私の心の中を、PTさんはお見通しだったのでしょう。
こんな素晴らしいPTさんと出逢えて、心から良かったと思いました。
木曜日担当のPTさんや、度重なる入院を心配してくれていた前任のPTさんとも、情報を共有し合って父ちゃんのことを考えてくれます。
ケアマネさんも含め、こんなに頼れる方たちがサポートしてくれるから、父ちゃんと私は何があっても前を向いていけるのだと思うのです。
PTさん、帰り際に私を労うように
「来年は良い年になりますよ」
と、笑って帰られました
ハイッ、きっと良い年にします
そして今日、ポストを見たら、今年も少し遅れてサンタさん(小学校の同級生)からお菓子が届きました
ありがとう 和んだよ〜
色々あった1年だけど、「終わりよければすべて良し」ですね
まだ終わっていないけどね
掃除はボチボチ頑張ってます
今日も読んでくださり、ありがとうございました