先月実家に顔を出してから気が付けばひと月経っていたので、昨日シャトレーゼに寄りつつ両親の顔を見て来ました。
父と母はさくら餅とよもぎ餅を選び、残りはわが家のおやつとなりました
会わない間に、母は同級生5人で旅行へ行っていたそうで、お土産を買って来てくれました。
元気な83歳だわ
オリーブグラッセ、あまり美味しくなかったと言うので、食べるのがちょっと怖い
父が最近お気に入りだという、コストコのチョコレートも貰いました。
「これ、美味いんだよ」と、私にくれる缶を開けて食べようとしたので、「これはあげるやつ」と母に怒られていました
ご飯の量を制限しているので、父はおやつが楽しみなようです
以前、母が家の近くにお墓を移すと言っていたのですが、今より小さな骨壷に移さなければならなくて、父が乗り気ではないようです。
でも、今のお墓は交通の便が悪く、霊園の入り口からお墓までも遠くて、2年前に十数年ぶりに父ちゃんを連れて行って来たのですが、車がないと行くのも大変
うちは姉と私だけなので、いつかは誰も守る者がいなくなってしまいます。
出来れば、最終的に樹木葬になる家の近くに移して欲しいと思うのだけど…
もう80年近く前に亡くなった祖父の袴をまだ手放せない父には、決断できないかもしれないね、と母と話しました。
「でも、規模を小さくしていかないと、将来お墓ばっかりになっちゃうよね」
と、母が言いましたが、本当にそうですよね。
私より15歳上の友人は、独り身なので後のことをちゃんと考えているそうで、2年間だけ個人のお墓にして、後は樹木葬にしてもらうよう契約済みなのだそうです。
息子が困らないように、私も決めておきたいと思いました。
亡くなった方の魂はお墓の中にはいないし、自由です。
以前、父ちゃんのお父さんは、旅立ったネコたちに守られていると書きましたが、お母さんは亡くなった後しばらくの間はお父さんのそばにいたようなのです。
そして、「もう(実家にいるのに)飽きたから」と、わが家に来たわけを話したそうですが、父ちゃんが言うには、
「親父はネコたちが守ってくれているから、おふくろは安心してこっちに来たんじゃない」
ということでした。
ー追記ー
大事なことを書き忘れていました。
お母さんがうちに来た1番の理由は、やっぱり父ちゃんのことが心配だったからでした。
お母さんが亡くなる直前に、車椅子の父ちゃんと息子と3人で会いに行った時、もう話もできなくなっていたお母さんの目が、しっかりと私たちをとらえた瞬間がありました。
お母さんは「○○ちゃん、どうしたの?なぜ車椅子なの?」と聞きたかったのでしょう。
言葉にならない声を必死に絞り出していました。
私は「大丈夫だよ」と泣きながらお母さんの手を握ってさすり続けるしかありませんでした
父ちゃんが倒れたことは内緒にしていたので…
思い出したら、また泣けてきました
お母さんは亡くなってもなお、父ちゃんを心配して守ってくれているのです。
ー追記終わりー
ちなみに、父ちゃんが亡くなった人と話す時は、ただ相手の話を聞いてあげるだけで、こちらから話しかけるという器用なことは出来ないそうです。
最近、お母さんも私のおばあちゃんも見かけないと言っていたけど、自分の行きたいところへ行って、自由に楽しんでくれているといいなぁ
今日も読んでくださり、ありがとうございました