昨日は先生と退院に向けた面談をしました。
まず先生から、転院時にもお聞きしたいくつかの提案がありました。
- 痙縮を軽減させるためのボトックス注射について
- 骨粗鬆症の治療について
- お風呂で装具をつけることについて
1については、「痛いのは嫌」ということでしないことに。
2については、歯の治療を優先したいのでしないことに。
3については、「お風呂の洗い場にもマットを敷いたら大丈夫だった」と夫から報告があり、作らないことに。
骨粗鬆症は、腎機能が低下したことにもよるのでは?とお聞きしたところ、足に体重をかけていないことによるものが大きいとのことで、宇宙飛行士が宇宙に行って無重力状態で過ごすとなる例を挙げて説明してくださり、納得でした。
夫は失調が強いので、座ったまま足に重りをつけて、目標の場所に足を動かすリハビリをすると良いと教えて頂きました。
やはり、先生はリハビリをもう少し続けたほうが良いというお考えなのはヒシヒシと伝わって来て、本人が家にいた時と同じくらいには出来ると言ったこと、帰宅後すぐに訪問リハビリを再開出来るよう準備してあることなどをお話ししたのですが…
先生は、退院したら同じ病名で再び入院することは出来ないことも言われました。
裏を返せば、今がチャンスなんだよ、と言いたかったのでしょう。
でも先生ごめんなさい🙏
私たちは退院することを選びました。
そして、いつ頃退院を希望するかという話になり、父ちゃんの顔を見るとはっきりと答えました。
「来週の…24日の金曜日」
先生、ちょっとびっくりしたお顔をしていました
「土曜日でも大丈夫ですよ、25日とか」
「24日がいい」
1日でも長くリハビリさせたい先生と、1日でも早く帰りたい父ちゃんの攻防でした
ソーシャルワーカーさんが、その日に退院可能か調べてくださり、24日の午前中までリハビリをして、14時退院ということになりました。
希望通りに退院出来ることになりましたが、先生の静かな、でも確かな引き止めようとする意志が終始感じられました。
そして、先生の提案をすべて断ったことも、申し訳ない気持ちがあり、面談が終わった後は嬉しさ半分、申し訳なさ半分で、手放しで喜べなかったです
翌朝、先生に感謝していることをお伝えしていなかったと思い、ソーシャルワーカーさんにお電話して、お話ししました。
私も夫が良くなって欲しいという思いは先生と同じで、これまでも何度か(夫の気持ちが変わって長くリハビリしたいか)確認したが、早く退院したいという気持ちは変わらなかったこと。
夫はあんな風だけど(癒し系と思われている)、実はとても頑固で一度決めたら絶対に引かないこと。
先生が色々考えて提案してくださったことを、夫も私もとても感謝していること。
前回の入院では、夫は出来るだけ長くリハビリしたいと望んだが、今回のコロナ禍での入院は、自分で動けない夫にはとても辛いことだったと思う、などとお話ししました。
そして、「先生が全力で引き止めようとされていたのを感じました」と言うと、笑って「それが伝わっていたのなら充分です。先生にはお伝えしておきますね」と言って頂きました
ここまでで、やっと一区切りついた感じです
早速東京駅まで行き、お礼の品を探しましたよ