主治医に私たちの意思を伝え

最大限に考慮して頂いた治療計画



ワンクールを28日とし初めの5日間は

自宅で服薬の抗がん剤 "テモゾロミド"

週1度外来の化学療法室で"イリノテカン"

これは3週連続

その内1回は髄注をする為、病棟へ日帰り入院


そして放射線治療もスタートする為

お面の型取りと設計図作成

身体に特殊なマーカーで印を書かれる


放射線科医と初めての面談

視神経に近い場所に照射するが

目を守る事をしっかり考えての計画である事


初めの12回が全脳全脊髄照射

8回を局所照射の全20回


放射線治療に備えて脱ぎ履きしやすい

スニーカーと

照射中に音楽をかけてもらえるので

息子の好きなCDを買った 嵐のベスト

ミセスは母さんのを貸してあげよう



バナナマン日村さんがCMしてる

スケッチャーズのスニーカー

ハンズフリースリップイン


なんでもっと早く買わんかったんやと

めちゃくちゃ後悔するほど履きやすい

息子がスイスイ履いてる

基本ヒモのスニーカーは無理なので

毎度スリッポンを探しては買っていたけれど

スケッチャーズのこれは過去1番

本当に指いらないから屈まず履ける

すぐかかとを踏むだらしない次男にも買わなければ




とりあえず2クール終わった辺りで

MRIを撮り評価するとの事


することは決まった

やるしかない わかっている


でもなんだかモヤっとしているのは

目の前にいる息子が変わらずとても元気な事


自宅にいるからか食欲も全く落ちないし

服薬の抗がん剤が始まっても変わらないので事業所へ仕事にも通えていた


放射線治療は

平日のお昼に連続20回通うので仕事には

行けなくなったけれど変わらず元気なまま


本当にこんな治療必要なのか…


腫瘍の増大を抑える為に必要なんよな…


髄注で日帰り入院のため病棟へ

終わったら家に帰れる事を理解してるのでスムーズに処置を受け入れる息子


"自宅に帰れる" という事が彼にとっては1番大切な事

でも腰からの注射、鎮静をかけてするけれど痛そうで見ていられない

鎮静から目覚めかけのまだうつろな時の第一声は必ず

「終わったから帰ろ」

とにかく早く帰りたい


前回の入院の際に一緒になったお母さんに病棟で会った

娘ちゃんがかなりきつい投薬を頑張っている

入院生活が長く院内学級も受験の為の勉強も

お母さんもずっと付き添い

前しか向いてないし治る事しか信じていないと

ぶれない強い意思


すごいな、私はどうだろう…

息子の命をあきらめた事になる?

いや違う


色んな事を考えた上での決断なのに

いとも簡単に自信をなくし揺さぶられる


夫に軽く話してみる

ちょっと違う返事

大丈夫、といって欲しかっただけ…


久々に職場へ

友達にも会えた

今からちょっとだけ行こう!って



久々に美味しいなぁと思いながら食べた


この話、墓場まで持って行ってなっ 笑

とか言いながらたくさん聞いてくれて

いつも本当にありがとう


悩み迷い揺らぎの繰り返しの日々


「それでいいやん」と言ってくれる友がいた


ありがとう