琵琶湖から帰宅したその夜

長男から

「ホテル連れて行ってくれて有難う~

 また行こな!」と

毎回旅行が終わると必ず言ってくれる


明日からの入院の事はまだ話していない

伝えるときっと眠れなくなるから


「明日仕事やからはよ寝るわ~」と

いつも通りの何も知らない長男 


私は入院の準備

そして次男への説明(←夫担当)


前回の入院時はコロナ真っ只中

24時間完全付き添い 

もしくは 1日15分のみの面会


知的障がいのある息子を1人にする勇気が私にはなかったし

開頭手術+5クールの化学療法

それに加えて放射線治療もある


やっぱり1日15分しか会えないなんて

絶対無理だと判断し完全付き添いを選ぶ


今回の入院もどうなるのかわからなかったので私の分も全て準備をした


父親から 突然兄の脳腫瘍の再発

明日から入院をする話を聞いた次男

楽しい気持ちで帰宅した日に

こんな事を伝えてごめん


私のところへやってきて

「母さん、俺大丈夫やから

 1人で朝も起きて学校行くし

 弁当も買ったり食堂行ったりするし」


もう3年前の泣いて学校へ行けなくなった次男ではなかった

10代前半の3年という月日

それはとてつもなく彼を成長させてた


「あなたはいつも通り学校行って

 部活もして塾も行って

 好きな習い事も続けて

 友達と大いに遊んで欲しい

 今まで通り過ごしてくれたら

 母さんはそれが1番嬉しい」と伝えた


次男の事はとりあえずクリア

もう心配しない 

(あっ間もなく中間テストですが…)


私はというと

再発を告げられてから

毎日朝から弁当作りながら

ガンガンかけてパワーチャージしていた

愛してやまないミセス 

聴いてるだけで幸せなミセス


全く聴けていなかった…

どん底のさらに底まで落ちたら

音楽さえ聴く気持ちにならないと知った

ちょっと自分に驚いている


3年前の初発の時は色々と考える暇もなく

あれよあれよと進むしかなかったけれど

今回はちょっと考える時間がある


これが地味にキツイ…


考えても悩んでも仕方ないのに

それでも考えまくって悩みあぐねている


息子を失うかもしれないという恐怖が

時々襲いかかってきて

怖くて怖くてそこから

抜け出せなくなったりする


それでも私の気持ちに一切関係なく

明日からまた闘いが始まる


朝がきたら

「今から病院へ行き入院する」と

長男に伝えなくてはいけない


あーキツイな


…………………‥………………………


今現在

ミセスをまた聴きだした

パワーをもらっている

こないだのCDTVが素敵過ぎて

何度も観てる


ささる歌詞が多過ぎて涙する事もあるけれど

その時は泣く 思い切り泣く


みなさんのブログ

ミセスごと、ホテルステイや旅、

美味しいもの、などなど

読んでいて以前と同じく束の間の楽しくなれる瞬間


そして同じ様に病と闘っている方

支えるご家族の方のブログ


たくさんの元気と勇気をもらっています


未だ近しい人にほど再発の事

話せていないので

この場所が今とても救いです


ありがとうございます