発表会も終わり、日常のレッスンに戻った教室。
でも生徒さんの心は確実に変化していました。
その1人、年長の男の子の生徒さん。
いつもは注意されるくらいよくしゃべるのですが、本番は終始「仏頂面」(笑)
(ああ、緊張しているんだな)と意外な一面も。
曲は連弾で「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス・あわてんぼうのサンタクロース」でした。
どちらの曲もレッスン室では弾けていたけど、リハーサルで「スーパー〜」のほうがグチャグチャに
本番は急遽、スタッフママさんに指さししてもらうことになりました。
本番は無事に終わって、次のレッスン日。
ママから「夢をかなえたドラえもんと、猫ふんじゃったを弾いたお兄ちゃんがよかったみたいで、あれからずーーーーーーっと、それが弾きたいと言うんです」と教えてもらいました。
レッスン中もその話ばかり。
でもどちらの曲も難しいから「小学生になったらね」と伝えたのですが、1週間後、ママから教わったらしく「猫〜」が途中まで弾けるようになってた!
それに前よりも自分からピアノを弾こうとし、他の宿題の曲も相乗効果で上手になっていました。
ママも「発表会のあとって、こうなるんですね」と喜びの声が。
「あわてんぼうの〜」がなかなか弾けなくて、苦労した生徒さんとママだったけど、他の生徒さんの演奏に刺激を受けて、「自分も弾けるようになりたい」と強く思えるようになりました。
私も感動
うちの発表会って、どのお母さんもお父さんも感動して泣いてくれるのがすごい!
我が子で感動もあれば、他の生徒さんに感動してくれたり、リハーサルでもう感動してくれたり(笑)
次回から持ち物をお知らせしたときに「ハンカチ」も追加しておかなくちゃ
そんな発表会になって、私も幸せだよ。
小坂 恵