福島県は27日、医療従事者を養成する福島医大の新学部「保健科学部(仮称)」の施設概要を発表した。学部棟はJR福島駅東口の福島市栄町に10月に着工し、2021年4月の開設を目指す。
 建物は制震構造を採用し、地上8階・地下1階建て、延べ床面積約1万8300平方メートル。外壁を二重のガラス構造として省エネルギー効果を持たせる。県産木材を取り入れ、温かみある外観とする。
 1~2階を交流・連携・発信拠点と位置付け、エントランスホールや多目的ホール、図書室を備えて一般市民も利用できる空間とする。中層階に高度な医療専門職を育成するための講義室や実習室、上層階には研究室や学習スペースを置く。公告、入札などを経て8月に施工業者と仮契約を結ぶ。
 保健科学部は(1)理学療法士(2)作業療法士(3)臨床検査技師(4)診療放射線技師-の四つの専門職を養成する。4年制で定員145人とする。
 定例記者会見で概要を発表した内堀雅雄知事は「先進性と温かみを備えた外観とした。低層階に健康情報の展示や血圧測定などのスペースを設ける」と特色を説明した。
(福島民報 2018/3/28)

(写真)保険科学部棟建設予想図(福島県立医科大学HPより)

福島県立医科大学新医療系学部設立準備室

過去記事

・福島駅東口に開学予定の福島医大新学部中間まとめを公表~21年4月開学へ来年度より建設開始

・県立医大の新学部 福島駅東口に開設の方針が決定

・保険医療系学部設置にかかる基本計画(福島県HP)

https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/life/199686_450510_misc.pdf


・新医療系学部設置準備室(福島県立医科大学)

http://www.fmu.ac.jp/cms/shinzyun/index.html