私が小学生の頃、クラスで各々が色々な担当をしていました。
例えば‥
お花係さんは、毎日お花の世話を
黒板係さんは、毎日黒板消しを
そうな風に‥。
私は、みんなが一番嫌がる係をしていました。
大抵、ジャンケンに負けまくった人がなる係です。
それは「ぞうきん係」でした。
私は、ジャンケンに負けた訳ではないのに、
いつも率先して「ぞうきん係」になるので、
みんなに「変わり者」と思われていたようです。
なぜ「ぞうきん係」をしていたかと言うと、
「汚れ」がキレイになっていくのを見届けるのが好きだったからです。
ぞうきんを洗いながら、干しながら、たたみながら、
こういう汚れは落ちないんだなぁ、
きっとこういう風についた汚れで、
だからなかなか落とせないんだなぁ・・・とか
この汚れは意外とあっさり落ちた!
つけた人がうまく落とすようにしたんだなぁ・・・
なーんて。
地味な係ですが、
そうやって人の裏で役に立つのがとても嬉しかったのです。
「役に立つ」と「役を演じる」のは同じことだと、
そう思って女優の仕事を選んでやって来ました。
「役を演じる」時、どれほど「ぞうきん係」の経験が役に立ったか!
人の情や行いが、汚れや美しさとなって、ぞうきんに現れるのです。
私は、それを演じる「ぞうきん」です。
いま大人になった「ぞうきん」の私が思うに、
人は落とせなくなってしまった汚れを被ってしまったのではないかと・・・
地球の、自分達から見えない場所にいる人達が苦しんでいる
それを全く感じない人はいないと思います。
それなのに無視し続けているのは、罪です。
罪が「汚れ」だとしたら、
やっぱり落とせなくなってしまった汚れを、
毎日被って被って積み重ねてしまっているのではないでしょうか
ぞうきん係の私から言わせると、
汚れは落とすために存在してくれているのです。
キレイにすると、気持ちいいですヨ(*^ー^)!
