カレーの機内食を2回頂いた10時間以上の飛行機暮らしを終えて、ムンバイ空港に到着。夜10時をまわっているのに、出口に何百人もの子供が並んでいた。誰を待っているのか、待っていないのか、よくわからないけど、日本の女の子がめずらしいらしく、じぃっと注視される。にこにこ迎えてくれる人もいる。でも、みんな裸足で、やせていて泥んこで、難民のポスターにでてくるような目の大きな顔をしている。表情はとっても明るくてかわいいんだけど、ちょっとドッキリ。さっそくロケバスが待機していて、それに向かっていると、背中をトントンたたかれた。ふり向くと、少年が口に手を当てて頂戴ポーズをする。どうしよう、食べ物もないし、お金も両替してない。するとインド人コーディネーター・テワリさんが、「ダメですよ。あげたら大変なことになる」そっか、ここにいる何百人に囲まれたら、ホントとんでもないことになる。とはいえ、とっても可愛そう。インドは10億人以上の人口があるというけれど、こういった貧しい子供達もふくめた10億人。今回のドキュメンタリー作品のテーマの一つは「巨大マーケットにどうビジネスを成功させるか!?」だけど、いきなりそれがどんなにさもしいことかを思い知らされた。だって、10億人のある程度を支えているだろうこの子供達に、なにを売ろうとするの? どうしていいかわからず、涙がでてきちゃって、それを隠すためにバスに乗り込んだ。それでも窓から見えるわたしにトントンと叩いて物乞いする子供達。トントンがとまらない‥ この旅は、トントンから始まり、ずぅっとトントンされた。自分の無力さに苦しみながらホテルまでの長い道のり。とまらない涙に困るメグなのでした