おはようございます
我が家の次男は小学3年生。
今年の担任は2児の母で体育科、熱くガッツのある方です。子供達を、明るく元気良く愛情深く、とてもポジティブに引っ張ってくれます。
日々、野球でダメ出し喰らいまくり、家庭でも言う事きかない次男に四苦八苦していた私は、4月の初めての個人面談でこの担任の先生とたった10分話しただけで不覚にも涙をこぼしてしまいました。
「次男君はこんないいところのあるお子さんですね、だって、学校ではこんなことやあんなこと(←1つのポイント毎に軽く2、3事例出せる)がありましたよ。」
「次男君のそんなところにお困りなら、きっとお母さんがこんなふうに頑張っていらっしゃるからですね、素晴らしいですね!それはこんなふうに伸ばせば逆に長所になるんですから、私も学校で見守っていきますね。」
「私も自分の家庭ではなかなか上手く行かなくって子供達に勉強させてもらうことばかりです〜」
などなど。
子供の良いところを強調してくださるだけでなく、親の子育てもまるごと励ましてくださいます。
てかこの時涙が止まらなかった自分にびっくり、次男に関して余程心が疲れてるんだなあ、とも思いました。アイツめ
この先生、ほぼ毎日学級通信も書いて配るんですが、毎日出される漢字の書き取りの宿題が丁寧だった子達(しかも先生だけでなく子供達が選んだりしている)の宿題ノートが定期的に載せられます。
次男はホンっとに雑に書くので、一回しか載ったことありません。
字を丁寧に書く力は、これから高学年、中学、高校と進むにつれて学習が高度になるととても大切です。一番分かり易い例だと、算数(数学)の複雑な計算を短時間でやる際のミスの確率にはっきり繋がります。あるいは記述試験で採点者に不本意にバツをつけられることにも繋がります。
ちなみにこれは、決して美文字である必要はありません。丁寧な字であれば良いだけです。
毎日毎日、野球の時間に間に合わなくなるギリギリのスケジュールの中、「終わったー」というノートに目を通して雑な字全部に印をつけ、「やり直しなさい」と言い、「はあ!?これは十分キレイなのに」とか逆ギレする次男に「だめ!」「なんで!?」「この線はこの線より長くないってこの前テストでバツになったでしょ?こっちの字はここが飛び出してないといけないよ。これは口の部分がちゃんと閉じてない。」「ん゙なんだよ」(イラついて消しゴムでぐしゃぐしゃぐしゃ!!!)「隣の字まで消えちゃいましたよ」「んも〜!」(消えた部分だけ継ぎ足す)「そういうセコイやり方はだめって何度も言ってるでしょ!一文字全部消して書き直し!」「キィー!!!!」
という騒ぎを、毎日繰り返しています。
はじめから丁寧に書けば、つまらないことにはならずに気持ちが良いよと何度も言ってるのですが、目先の面倒くささに負けてほぼ毎回こうなります。
(元)真面目女子の私から見たら、マジで馬鹿な男子です。
この作業のために印をつけると、もうノートはキレイではなくなるし親から注意されて書き直した(自分から頑張ったのではない)のがはっきり分かってしまうし、学級通信に載せてもらえなくなるんだよな………
と印をつけることを躊躇って悩む、なんていうストレスもあります。
わあわあ戦って野球に到着すると、大抵次男は最後。みんな宿題どうしてるんだろう……。少しだけやって、残りは野球が終わってから夜やるのかも知れません。ただし、帰宅は皆クタクタのドロドロで20:30。そこから晩御飯、お風呂もあります。ご飯を食べながら疲れと眠気で目が真っ赤になって半分白眼、頭がゆ~らゆら……ってのがしょっちゅうです。宿題を「丁寧にやらないとやり直し!」なんていう体力も時間も無いと思います………。次の日の朝するのかな。
そして更に、その野球で散々ダメ出しを喰らいます
こうして日々、心身共に次男にボロボロにされていたところ、昨日の学級通信に次男の宿題プリントが載っていました!
拡大してみると………
ハイ、
「ああ〜、なるほど、キタナイ字だね………」
とお分かりかと思います。
それは置いといてなぜこちらが載ったかというと、
「間違いを何度も練習していて素晴らしいから」だそうです。
それがいかに大切なことかという文章が添えられていました。次男が言うには、教室でも次男のこの取り組みが皆に紹介され、そのテーマで話をしてもらうためによそのクラスの先生も呼んで体験談をしてもらう程、大いに取り上げてもらったようでした。
つい先日やったプリントなので、その時の気持ちをはっきり覚えているからです。
私はいつも間違いは10回やり直しさせます。いつものことなのに、また逆ギレして
「10回も書く場所ないじゃん、どこに書くの?」「そんなの宿題終わったあとの作業なんだからどこでも空いてる隙間に書きなさいよ!いつもそうしてるでしょ!イライラ」
(やり直しの字が書きなぐり)「丁寧に書きなさいってば!!もう一度やり直し!!」
小さくて見えないかも知れませんが右下の音符を書く問題ではシとレの丸の真ん中を線が通るように書いていないため、バツをつけています。
毎日の子育て、
母の取り組みなんて誰にも見えないし、誰からもねぎらいも褒めもしてもらえません。
感謝もされないどころか毎回イラつかれながら、それでも我慢して自分を奮い立たせて最後までやらせる労力って、結構大変で辛いです。
毎日学級通信に載るのはキレイなノートばかり。毎日それを読むのも、本当は時々悲しくなったりしていました。羨ましいなと思ったり、でも羨ましいとか比べてうちの子はとか思うのは良くないよな……と自己嫌悪だったり。
それが、思ってもみなかった時に褒めてもらえた気持ちになりました。実際褒められたのは次男です(逆ギレしてたくせにズルい)。が、先生が添えられた文章に、日々私が何を大切にしてこれほどやらせているか、まるで私が先生に説明したことがあるかのように全て書かれており、とても「わかってもらえている」気持ちになったのでした。
次男にやらせている算数↓
一つの単元を、標準→ハイクラスA→ハイクラスB→トップクラスと段階的に練習できます。