こんばんは
長男の中学校、朝の会の前、担任が職員会議している間は読書時間と決まっています。
しかも、小説しばり。
図鑑、ハウツー本、資料集、雑誌など全て不可。
中学校に入って、学校や部活、帰宅後の勉強で本当に時間がギリギリの中、しっかり読書する時間なんてほとんど無いな~という子が多いと思います。
学校で強制的に毎日その時間があるって、助かります!!
読む本は、今のところ私が選んで渡しました。
一冊目はコチラ↓
山本周五郎の「さぶ」
あまりメジャーではないかも知れません。これ、私が高校の時に夏休みの宿題で読まされて以来、大人になっても再読し、いつか息子に読んでもらいたいな~と思っていたものです。
江戸時代。抜群の才能に恵まれた主人公が、ある冤罪のために囚われの身になります。悔しさや腹立たしさのため自暴自棄になり苦悩しながらも、様々な体験を通して人間的成長をしていく物語です。男子なら皆(女子も)、共感しまくりだと思います。そして「自分にこんな罪を着せた犯人は誰なのか?」という謎も加わります。
最近読み終わった長男曰く、
「先が気になって止まらない!めっちゃ面白かった!!」
とのことでした。
ただ、こちら題名が「さぶ」ですが主人公はさぶではありません。なぜ題名が「さぶ」なのか、著者が書きたかった主題はなんだったのか、そこがなかなか深く、高校の宿題だっただけあります。
長男には、最後に収録されている解説(二人分あります)まで全部読むように伝えました。どれほど理解できたか怪しいですが、私と同じように大人になってまた是非読み返して欲しいと思います。