こんにちは
最近も一生懸命野球⚾漬けな毎日の次男。
始めてもうすぐ2ヶ月。
最初は何でもかんでも「自分だってできる!!」「監督が○○の練習やらせてくれない!!」って言いまくってましたが、
最近あまり言わなくなりました。
たくさんの先輩達に囲まれて、毎日何時間も練習して、だんだん現実が分かってきたみたいです。
できる!って思ってたけど、「本当にできてる」先輩達を見たら、自分は圧倒的にできていない。
キャッチボール一つとっても、普段低学年の仲間とやらされてる時は自分は結構できてる!って思ってるのに、何かのはずみに先輩とやらないといけなかったりするとものすごく緊張する自分が居る。先輩は自分に合わせて弱く投げてくれてるのに、キャッチするとものすごいパシーーーン!!!って音がして腕が持ってかれそうになる。そして一番取りやすいところにちゃんと投げてくれるからキャッチボールがめっちゃ続く。なのに自分は何度か暴投して先輩を走らせちゃった……
などなど。
練習試合にだって、はじめは「出させてもらえなくてつまんない!!」って文句ばっかりだったけど、
たまに1イニングだけ出してもらえた時、大事なボールが捕れない、捕ったあと誰に投げればいいのか分からない、出塁してる時、誰を見ながら何に注意していないといけないのか、いつ走って良くていつベースに戻らないといけないのか分からない。そしてベンチから監督&先輩達のヤジお叱りがめっちゃ飛ぶ。
そんな経験を何度か積んで、最近は「動きが分かってないと試合で働けない!!
」とも言い始めました。
成長
ですね~
そして、普段活躍してる先輩達がこれまでどんな練習をしてきたのかも少しずつ知るようになりました(主に私が本人や親から情報収集している)。
ピッチャーの○○先輩はこの間2本もホームラン打ったけど、一年生の頃から毎朝素振りしていて、最近ももちろんしていて、この間は手のひらのマメが潰れて試合の合間に応急処置してたんだよ、とか
レギュラーの✕✕先輩は、家の近所の広場で毎日一人で壁に向かって投げてたんだってよ、とか
あの先輩は、試合で負けると家に帰ってからこんなふうに悔しくて悔しくて泣いたんだってよ
などなど。
これまで人がやってるのを見て、「自分だってできる」と簡単に思ってたけど、積んできた努力や想いの差がどれほどあるのかが分かり始めたら、「そんなに簡単なことじゃないな」と思い始めたようです。
そして「そんなら自分もその練習やる!!!
」と、ますますやる気です。
ところでこれ、大学受験の世界でもあるあるなんです………。
ここから仕事の愚痴……

先で大声で叫びますので、ご了承ください
高校でほとんど勉強していない(なんなら中学からしていない)という生徒に良くある話なんですが(そしてその多くは不登校を経て通信制高校を出ている)、
ものすごい高い志望校を言ってくるんですよ……

医学部志望です、とか、薬学部で国公立限定です、とか。あるいは「最低でもMARCH」とか。最低でもって何だよ。
そこまでなくても、日大とか、近大とか(その地方ごとの中堅有名校あたり)。
生徒本人が言っている場合もあれば、保護者の方がそう希望されている場合もあります。
多くは、これまで特に学習面で努力などせずに過ごした。けれどもいよいよ高校も終わり、大学に行くか、さもなければ社会に出なければならない。
そうした事態に直面して、少しでも先延ばしにするために大学に行きたい(行かせたい)と考えているケースがほとんどです。大卒であれば高卒よりも就職や給与面で有利な場合もありますしね。
けれどもですね、
声を大にして言わせていただくとですね、叫びますよ!?
正直、
腹が立ちます!!!
不登校や体調面など様々な事情を抱えていたという理由があったとしても、
大学受験というのは「実力主義」の世界なんですよ。スポーツと同じです。
例えば、様々な事情でこれまで全く野球やってきてない。でも高3になってこの先の進路どうするって言われて、いきなり「プロ野球選手が志望です。」「最低でも甲子園には出たいです!!」と言い、「ルールも分からないので最初はルールから説明してください。でも家庭の経済的理由でレッスンは週1しか受けられません。あと、体調が悪かったり朝が起きられなかったりするので自主練もほとんどできないですけどよろしくお願いします。」
……………って、無理でしょ!?
優しさとか、理解とか、予備校の質とか講師の腕とか、そういうことじゃなくて、
物理的に、無理でしょ!?
スポーツなら無理なわがままを言っているってすぐ分かるだろうに、なぜか大学受験(勉強)となると、「やむを得ない事情(不登校や発達障害や家庭環境やメンタルの不調など)があるんだから、そこは考慮してください」みたいになってくるんですよね。なんでですかね。
そのような事情を抱えていてもなんとか大学進学したい、そのためには大学は選ばないから贅沢言わないから、一番偏差値の低いところでも4年制大学卒という資格が手に入ればそれだけでありがたいから!と身の丈にあった最低ランクの志望校で、できる範囲最大限必死で頑張っている生徒達は良いんです。心から応援します。
ここで話題にあげているのは、そうではなくて、現実の実力と志望校の乖離が激し過ぎている上、その乖離に見合った努力は全くしない生徒達(と保護者)です。
彼らは、小学校6年間、中学高校6年間、特に高校は進学校なら英語だけでも週5時間+大量の課題や補講やテストなどをこなして来ています。単純に高校だけ計算しても、週5時間✕50週✕3年=750時間。(授業時間のみ。予習、復習、テスト勉強の時間は全く含んでいない)
かたや今から受けたいと言い出した生徒は、週1時間✕40週(スタートも3月より大抵遅れており、受験本番も2月なので)✕1年=40時間。
あ、長男の旅人算思い出してしまいました。750時間分先に行っている人を、40時間で追いつきたい。というか受験のなかでも最高クラスの志望校なので、遥かに追い抜きたい。
………無理でしょ!?
計算、合わないでしょ!?
これは、それらの大学に通っている(卒業した)学生や、小学校→中学→高校と勉強を続けて来て今受験を頑張っている生徒達とそれらを支えている教師達全体に対して、失礼でもあるんですよ。
その程度でできると思っているから。
大体、中学や高校でほとんど勉強していないのに、勉強という分野でその先に進めるわけないでしょ!?
また、人生を先延ばしにするために大学に行くって、大学に行く程の勉強を積んで来ず今もしていない人間が言うのは、「大学」「勉強」「学問」というものへのリスペクトも感じられないですよね。
はぁぁぁ……………

だいぶ吐き出しました。
それでも義務教育でない世界ですから。一方から見たら、ビジネスという側面がありますからね。
分かってますよ。
はぁぁぁ……………。