入院中の母は、積極的な治療の必要もなく、個室のベッドにずっと寝かされたままでした。
食欲もなく、足が怠くて、右に左に寝返ったり、足をオーバーテーブルに上げたりと、辛そうなんだけど、意外と動ける姿に妙にホッとしております。
姉や、施設のケアマネージャーさん、看護師さんとの話し合いの結果、先はやはり、慣れ親しんだ施設での最期を迎えさせてあげることになりました。
往診対応していただけるお医者様を紹介していただき、早速お願いに向かいました。
「体に負担となる点滴や、お薬はできるだけ省いていきましょう。血圧なんて、上が160代あっても、大丈夫!」
などと母の体への負担を軽減してくださるための方法を提案していただけて、姉も私も、心が軽くなるのを感じました。
『大丈夫!』って言葉が、これほど心に優しく響いたのは、初めてかもしれません。
そんなこんなで、母は今週退院し、施設に戻りました。
優しく、丁寧に介護してくださる素晴らしい施設スタッフの方々、かかりつけのお医者様に出会えたことに、感謝の気持ちが込み上げます。
状態は、一進一退が続くことを覚悟しながらも、母の生きる力を信じていきたいです。