3サロス目の皆既日食 17 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

2024年4月8日の皆既日食 Nikon版

2024.4.8 雲間のダイヤモンドリング2024.4.8 雲間の内部コロナ2024.4.8 雲間のプロミネンス2024.4.8 雲間のコロナと金星2024.4.8 撮れなかった第三接触(17)5年ぶりの皆既日食

やがて青空は一気に暗くなり気温も低くなって過ごしやすくなった頃に第二接触のダイヤモンドリングを迎えます。月と太陽が最初に内接した瞬間を第二接触と言います。次に第三接触が起こるのですが、こちらは月と太陽が最後に内接した瞬間を言います。そのことで見られるダイヤモンドリングは2回見られることになります。今回は薄雲が第三接触のダイヤモンドリングを隠してしまったので、第二接触のダイヤモンドリングしか見られなかったです。

Gatesvilleは皆既日食帯の中心線に近く、皆既日食継続時間は4分24秒も続きます。どこへ行っても快晴ならテンプルの貸宿でそのまま観測できたのですが、テンプルは曇天で北に行けば薄雲の予報が出ていたので予報を信じて移動したのが良かったようです。

皆既日食の前半は内部コロナも良く見えて全周に渡って広がる全方位型の太陽活動極大期に見られるコロナでした。外部コロナは薄雲によってかき消されています。

皆既日食の後半は厚い雲が増えてきて太陽がどこに行ったのか分からなくなるほど。執念で太陽方向を追い続けると3時と5時の方向から巨大なプロミネンスが現れてきました。雲が厚いために露出も自然とプロミネンスに合います。

薄雲の移動でピントは合いづらくなりますが、何とか肉眼でも見えたプロミネンスを捉えることに成功しました。快晴であれば正確にプロミネンスの細部構造まで撮影できたハズです。

それから太陽は厚くて取れない雲に覆われました。第三接触のダイヤモンドリングも太陽が最初に見える閃光がどこで起こったのかが分からず、次に見えた太陽は食分98%の部分日食。雲が厚いのでノーフィルターで撮っています。

これが金環日食ならノーフィルターでそのまま撮りますが、日本以外で金環日食を見ている価値がないと思っているので雲に覆われた部分日食も精力的に撮らなかったです。

2024年4月8日の皆既日食 スマホ版